信用と信頼の違い 人が騙される理由

信用と信頼の違いを考えてみたいと思います。
貴方は友達を信用しているのでしょうか?信頼しているのでしょうか?
あなたは子供を信用しているのでしょうか?信頼しているのでしょうか?
信用と信頼の違いを改めて考えてみましょう。

信用

信用は裏付けがあって相手を信じることです。
裏付けがあるとは、信じるに足りる根拠があるということです。
例えば日頃の行動という裏付けがあって、相手を信じることができるのです。
あるいは何らかの担保と引き換えに相手を信じるのです。
いわば対等な信じ方が信用です。
科学の信じ方が信用ではないかと思います。

信頼

信頼は裏付けなく盲目的に相手を信じることです。
裏付けがないとは、信じるに足りる根拠はないということです。
何も引き換えるものもなく闇雲に信じることと言い換えても良いでしょう。
いわば一方的な信じ方が信頼です。
宗教の信じ方が信頼だと思います。(宗教を否定したいわけではありません。宗教を信じ切っている人は、裏付けがある信用だと信じ切っている人はいると思いますが、私は裏付けがあるわけではないと思います。何故なら死後の世界は誰も見たことはないからです。ただ信じるしかありません。)

信用と信頼の区別

わかりやすいのは信用金庫はあっても信頼金庫はないということです。
何故なら信用金庫とは裏付け、多くは担保と引き換えにお金を貸すということです。信頼金庫では裏付けとしての担保はなく闇雲にお金を貸すことになるからです。

人が騙される理由

人を信用ではなく、信頼してしまうからです。
ただ単にこれまでの行動から信頼してしまうのです。何か引き換える裏付け、担保となるものなしに信頼してしまうので騙されるのです。意図的に人を騙そうとする人は信頼を信用だと錯覚させることに長けています。
特にお金が絡む判断をする際には、相手の行動の裏付け・担保があるかどうかを判断材料にしてみることをお勧めします。
例えば相手の言うことを鵜呑みにするのが信頼、相手の言うことの裏付けをとった結果信じるのが信用です。電話がかかってきて誰々がこうなったというのを信じてしまうのが信頼です。その誰々に何か本当に起こっているのかどうか確かめた結果信じるのが信用です。

家族でさえ人を信頼して行動することは危険です。ましてや他人を信頼して行動することは控えましょう。信用できる裏付け・担保を確認することをお勧めします。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。