元アナウンサーで有名な歌舞伎俳優さんの奥様が亡くなりました。
奥様が亡くなられた後で歌舞伎俳優さんが1日十数回ものブログを更新されたことを非難する人がいるそうです。その心理を考えてみたいと思います。
一言でいえば自分の心理を押し付けたい人です。言い換えると不謹慎狩りの一種でしょう。
悲しんでいる自分が正しく、悲しむとは静かにすることだという考え方に捉われている人です。自分が悲しんでいないのに、人が同じように悲しんでいないことに勝手に憤りを感じてしまうのです。非難している人の文章を少し読みましたが、奥様の実の親だと許せないはずだと勝手に置き換えて非難しています。
他人を非難することで自分こそが正しいと認識してほしいのです。
面と向かって人と話をするのであれば、言えないことでも匿名であるネットだからこそ好き勝手なことを書き込んでいるに過ぎません。何故なら面と向かって話をするのであれば、後でこんなことを言ったと責められることがあるからです。直接責められないまでも、人からの見られ方が変わることを恐れて安易なことは言えないのです。匿名だからこそ後で責められる可能性を考えない無責任な書き込みに過ぎません。
人の行動には必ず目的があるはずです(目的論)。非難する人の目的を考えてみれば、人から構ってほしい構ってチャンなのでしょう。非難したことで非難されても相手にされないよりも、ましだと考えるのです。ちょうど愛情に飢えた子供が非行に走り、無関心よりも怒られることを選択する心理と同じだと思います。
心ある人であれば、歌舞伎俳優さんの悲しみを感じ取ることはできるはずです。
歌舞伎俳優さんは非難の声があることは知っておられましたが、静かに受け流されていました。立派な大人の対応だと思います。
このような言われない非難を受けた状況を抜け出す魔法の言葉を思いつきました。
気にしてくださってありがとう。