糖質を一度に多く食べると発症することは明らかです。糖質を一度に多く摂ることとニキビが新生することは原因と結果の因果関係の状態です。
何故医学の常識では食べ物が関係ないとされているのか、その理由を考えてみます。
これまでの医学の常識では特定の食べ物がニキビを引き起こすことはないとされています。私自身が読んだ訳ではありませんが、特定の食べ物がニキビを起こしやすいという証拠はないという論文があったことがその根拠とされているようです。様々な特定の食べ物を食べてニキビが増えるかどうか比較されたため有意差が出なかったことが関係ないとされた原因のようです。そもそも比較実験した人達が、糖質によってニキビが誘発されることを想定していなかったため違いを見つけることが出来なかったようです。
糖質を一度にたくさんとることでニキビが誘発されることは事実ですが、恐らく想像すら出来なかったため比較実験ができなかったのです。
その論文の比較の仕方を検討した訳ではありませんが、想像で論理を組み立ててみると、食物アレルギーのように特定の食べ物でニキビを生じるかどうかを検証したのではないかと思います。恐らく通常の食事、つまり主食を食べながら比較したため有意差が出なかったのではないかと思います。しかも一度に食べる糖質の量によって症状の出方が異なるということは、完全に想像の枠の外だったようです。
糖質という大きなカテゴリの食べ方が原因になっているという発想がなかったため、比較できなかったことが予想されます。実験は仮説を立てることから始まります。つまり糖質が原因かもしれないと思いつかない限り実験がデザインできないのです。
医学の世界では有意差という偶然ではなく違いに意味があるという考え方を好んで使いますが、ニキビと食べ物の関係は多くの場合因果関係が成り立ちます。つまり関係が明らかとなる場合が大半です。ニキビが新しくできた前日には糖質をどこかで食べ過ぎているのです。
例えばチョコレートを食べ過ぎるとニキビを発症することがありますが、砂糖が原因のはずがないから脂肪分に濡れ衣を着せられてしまったのです。ちょうどニキビは皮脂に関連があるため脂肪とイメージが重なったことも濡れ衣の信ぴょう性を高めてしまったのでしょう。しかし実験ではチョコレートでは有意差が出なかったため、医学的にはチョコレートは関係ないとされています。これは私の妄想に過ぎませんが、もしかしたらこの実験のスポンサーがチョコレート業界あるいは砂糖業界だったのかもしれません。
少なくとも実験の際の思い込みが物事の本質を見誤る原因となると私は思います。
ニキビと糖質の関係は実験など必要がないほど明らかです。
何故なら日頃ニキビができる人が一度にたくさん糖質を食べれば、比較的簡単にニキビを再現できるからです。
特定の食べ物がニキビを起こしやすいという証拠はないという論文が、食べ物に対する認識を誤らせているのです。間違った常識にとらわれず、糖質一度に摂り過ぎ症候群という病気があるかもしれないと考えてみてください。
もし信じられなければ糖質を一度にたくさん食べてみてください。比較的簡単に再現されると思います。