世の中には大勢の構って君と構ってチャンが存在します。その心理を考えてみたいと思います。
構って君と構ってチャンとは、相手にしてもらうこと、つまり構ってもらうことを求める人達のことです。無視されるよりは蔑まりたり嫌がられたり怒られたりしてでも構ってもらいたい、少し歪んだ心理の持ち主達のことです。
子供の構って君と構ってチャン
子供のうちは周囲の大人にまとわりつくため、人懐こい良い子だと誤解されたりします。人懐こい子は人が好きなのですが、構って君と構ってチャンは構ってもらうことが目的なので、少し違いがあります。場合によっては区別が難しい場合もよくあります。
構って君と構ってチャンの心理は、とにかく構ってもらうことです。子供に関心を持たない親に育てられると、構って君と構ってチャンになってしまうようです。親が構ってくれないので、仕方なく他人に構ってもらえるように振る舞うのです。愛想を振りまいたり、自分よりも小さい子に話しかけることでその親に相手にしてもらったりします。構って君と構ってチャンの親はそもそも子供に関心が乏しい事が多いので、他人に遊んでもらうことを喜びます。
公園などで積極的に知らない大人に声をかける子供達は、構って君と構ってチャンの可能性がかなり高いと思います。一度構い出すと構ってもらい続けるように自然と仕向けるのでキリがありません。見知らぬ人に構ってもらうことがいつものことなので、少しでも長く構ってもらえるように言動に工夫をこらすようです。構って君と構ってチャンは、一度構って貰った相手は次から相手をすることを面倒臭がって相手をすること避けられてしまうことも理解しています。だから次から次へと誰にでも声をかけるのです。子供によっては意識的に大人から声をかけてもらえるように、他の子供達に近付いていきます。
見知らぬ大人にまとわりつく子供は親から余り相手にされていない、構って君と構ってチャンなのかも知れません。少し距離を取る方が良いと思います。
何度怒られてもイタズラを繰り返す子供の心理は、無視されるよりも怒られることで構ってもらうためにイタズラをしているのかもしれません。
構って欲しい心理が高じるとグレてしまったり、万引きをして捕まってでも構って欲しくなってしまいます。構って欲しくてグレてしまったり、万引きするというのは、通常の大人には理解出来ないため混乱してしまいます。構って君と構ってチャンは無視されるくらいなら怒られることを選んてしまうのです。
大人の構って君と構ってチャン
子供の構って君と構ってチャンは人懐こいとして理解されることもあるため、一概に欠点とはいえませんが、大人になっても構って君と構ってチャンでは大変です。何故なら物事の中心にいて構ってもらわないと気が済まないからです。構って君と構ってチャンのままでは社会人になることはかなり難しいと思います。
クレーマーと呼ばれる人達の一部は相手にしてもらうこと、つまり構ってもらうことが目的なのかも知れません。言い換えると構って君と構ってチャンが歪んだ心理のまま大人になってしまい、自分の望むようには相手にしてもらえないので、優位に構ってもらえるクレームをつけるのではないでしょうか?構ってもらうことが目的なので、クレームをつける時点で目的を達成出来てしまうことが厄介です。歪んだ心理を理解し、構わないように事務的に処理する仕組みを作ると良いのかも知れません。
大人の構って君と構ってチャンは話を長引かせようとします。話をしている限り構ってもらえるから、満足出来るのです。話を長引かせるために話の結論に近づくと話す内容を少しずつ変化させます。話しているうちに話す内容がコロコロ変わるのです。
目的が構ってもらうことという構って君と構ってチャンという心理の人達がいることを知っておくことが大切です。構って君と構ってチャンという心理の人達がいることを知らないと、どのように接して良いかわからず混乱してしまいます。ふりまわされないようにするために、その心理を理解しておきましょう。
構って君と構ってチャンは様々なバリエーションで構ってもらおうとするため、全ての実例を網羅することは無理なので、構ってもらうことが目的ではないかと疑うようにしましょう。
構って君と構ってチャンの対策
構って君と構ってチャンという歪んだ心理の人達がいることを想定し、構ってもらうことを目的とする行動ではないかと疑うことです。
構ってもらうことが目的だとわかれば、構わなくて済むように距離を取ることです。相手にしなければ、構ってもらう目的が達成出来ないため、行動が変わるはずです。