何かを成し遂げようとしたり、何かを我慢している際に、突然どうでもよくなってしまうことがあります。これをスタンフォードの自分を変える教室を書いたケリー・マグゴナガルさんは「どうにでもなれ効果」と定義しています。
どうにでもなれ効果
一度失敗するとうきろめたさからどうにでもなれという心理に陥り、更に繰り返す悪循環に陥ってしまいます。
ダイエットで甘い物をせっかく我慢していたのに、少し食べた段階でどうにでもなれと考えてお腹いっぱいになるまで食べ続けてしまいます。結果体重が増えた自己嫌悪から逃げ出すために、更にどうにでもなれと考えて余計食べてしまうのです。
誘惑に負けたことで自己嫌悪に陥り、気晴らしに何かしたくなるそうです。最も簡単で効果的な気晴らし方法が、自己嫌悪を起こさせた誘惑そのものなのです。
少しでも誘惑に負けてしまうと、これまでの我慢は台無しになったから、とことん楽しんでやるという心理に陥ってしまうようです。
どうにでもなれ効果の抜け出し方
過去の我慢が台無しになるから、一度誘惑に負けるとどうにでもなれと考えてしまいます。
一度誘惑に負けても、過去の自分を恥じないことです。これから誘惑に負けなければそれで良いのです。過去に引き摺られて、未来までも台無しにする必要はありません。
失敗は失敗として後悔せず受け入れて頭の片隅にでも置いておきましょう。後悔するとどうにでもなれという心理が罠を仕掛けてきます。後悔せず前を向いて今からは誘惑に負けないと頭を切り替えることです。
どうにでもなれと思ってしまうと悪循環から抜け出すことは出来ません。後悔せず頭を切り替えるようにしましょう。