仮定して謝罪する人の心理

仮定して謝罪するとは、謝罪の中に仮定文を入れて謝罪することです。例えば「〜〜について不快に思われる方がいるとしたら、謝罪します」という具合です。

 

仮定で謝罪する心理

良くはわからないけど、〜〜ということが本当なのであれば謝罪します。言外に本当かどうかはわからないが…という意味合いを含んでいます。言葉の裏に本当だとは思えないけど、あるいは自分には理解出来ないけど謝罪しますと言っているようなものです。

謝罪の中に仮定文が入っていれば、謝罪に至った経緯や問題点が理解出来ていない証拠です。

謝罪しなければいけない事実が受け入れられない。あるいは受け入れたくない心理が潜んでいる。

文章の流れからは〜〜について不快に思われた方がおられるかおられないかよく分からないけど謝罪しますということです。心から謝罪するのであれば、何に対して不快に思わせたのか確認した上で、明確に謝罪するべきです。

謝罪会見などであれば、記者から質問するべきです。「謝罪の中に仮定文が入っていましたが、仮定しているということは何が悪いか理解出来てはいないが、とりあえず口だけは謝罪していると解釈して良いですか?」と。「不快に思われた方は現実におられるから問題になっているのですが、それをおられたとしたらとわざわざ仮定する目的は、不快に思わせたことを正式に認めないことあるいは受け入れないことですか?」「それともそのような人達に向き合う気は無いけど、問題になっているから口だけは謝罪するということですか?」と。

私も不快感を感じた内容の謝罪に仮定が入っていて余計不快に感じたため、ふと考えてみました。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。