リブレ 血糖値持続測定器を使い様々な食事と血糖値の関係を掲載しています。
カップラーメンと尾道ラーメンの食後血糖値の違いから、カップラーメンと比較して具材がある通常のラーメンの方が食後血糖値が低い可能性が考えられました。また脂肪分が多い方が食後血糖値が低い可能性が考えられました。
そこで脂肪分が多そうな天下一品ラーメンであれば、食後血糖値が低い可能性が考えられたため試してみることにしました。
天下一品ラーメン チャーシュー麺
メニューがあります。
天下一品ラーメンはこってりスープが売りですが、あっさりもあるようです。
今回は実験という意味ではラーメンを頼むべきなのですが、数年ぶりの天下一品のメニューの誘惑に負けてチャーシュー麺を頼んでしまいました。
更にゆで玉子がサービスのため、しばらく我慢していましたが食べてしまいました。
ラーメンが出来上がるまでに1個。ラーメンが届いてからもう一つ、結局2個食べてしまいました。
こってりスープで美味しかったです。
しかし以前食べた数年前はカロリー説を信じていたので、脂質たっぷりの天下一品ラーメンは身体に悪そうだと罪悪感を感じながら食べていました。
しかし脂質は人間の身体にとって味方(参考:Lancet 炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇)だとわかって食べた今回の天下一品ラーメンは更に美味しく感じました。
食後血糖値
血糖値がそれほど上がらないことがわかります。
緩いM字型のカーブを描いています。
45分後に113mg/dl、135分後に124mg/dlに上昇しました。
カップラーメンビッグは急上昇しますが、尾道ラーメン程上がりませんでした。
血糖値が上がらなかった理由(仮説)
考えられることは2つあります。
一つはタンパク質が多かったことです。通常のラーメンではなくチャーシュー麺でありチャーシューが多いことと、ゆで卵を2個食べたことです。血糖値の上昇を邪魔してくれるタンパク質が多かったことが血糖値の上昇を妨げてくれた可能性です。
そのため今回のデータは参考記録だと考えてください。
もう一つはこってりスープに含まれる脂質が糖質の吸収を抑えてくれる可能性です。
このことは糖質の量が同じで脂質の量の異なる食べ物で食後血糖値を調べる別の実験をしてみない限り確かなことは言えませんが、脂質が多いと血糖値が上がりにくいと私が考えた仮説が正しい可能性が残されました。
検討課題
今回は通常のラーメンではなくチャーシュー麺を食べてしまったこととゆで卵を2個を食べているため、実際にはグラフのように単純比較できない参考記録です。
できれば近いうちに天下一品ラーメンでこってりしたスープのラーメンだけを食べた食後血糖値を調べてみたいと思います。
もし天下一品のこってりしたスープのラーメンが、他の通常のラーメンよりも食後血糖値が低く抑えられれば、脂質が食後血糖値を抑えてくれる可能性が強まります。