糖質を食べると私の身体に起ること

あくまでも私の感じる主観なので証明のしようがありませんが、一つの事実とその解釈として読んでみてください。

糖質を食べると睡眠の質が悪化

糖質を食べると睡眠の質が悪化します。
寝付きが悪くなり、夜中に身体があつくなるためか目覚めることがあります。
最初は気のせいかとも思っていましたが何度か繰り返すため、最近では糖質を食べるのは休みの前日を中心にしています。

糖質を食べると考えがまとまらなくなる

1日に1つは風の記事を書くように心がけていますが、サラサラと2つ3つの記事が書ける日もあれば、1つを絞り出すのに苦労する日もあります。記事を書く際に苦労する日は頭にモヤがかかったような印象で、考えがまとまりません。
様々な物事を決める際にも、時間がかかってしまいます。
糖質を回避している日には、頭が冴え渡り記事も次々思い浮かびます。
何か物事を決める際にも簡単に判断がつきます。

糖質による二日酔いもどき

糖質を食べた翌日には頭の回転が鈍る感覚があります。
かつてお酒を飲んでいた際に経験した二日酔いのような感覚に似ていると考えました。
糖質を食べた結果上昇する血糖値そのものが問題なのであれば、血糖値が下がった翌日には改善するはずです。実際には翌日にも頭にモヤがかかった感覚で頭がうまく働いていないような印象です。

考え得る原因(仮説)

自分の頭の中で起っていることではありますが、必ず理由があるはずです。
もしかしたら気のせいかとも思っていましたが、これだけ何度も繰り返す再現性があれば少なくとも私の身体では糖質が頭の活動を妨げているのは間違いがありません。
その理由を「0から思考」で考えてみました。
糖質を食べるということは血糖値が上昇しているはずです。

睡眠の質に関しては、夕食やデザートを食べた後寝付けなかったり夜中に目覚めたりしていました。血糖値が上昇し体温が上昇したことによって寝付けない可能性を考え、昼間食べるようにするとある程度改善しました。どうやら糖質を食べることにより体温上昇が関連している可能性が考えられます。

判断力に血糖値が何らかの影響を及ぼすとすれば、血糖値の成分ブドウ糖が脳細胞のタンパク質に結合して糖化産物となり脳の活動を妨げている可能性が考えられます。
糖質を食べると全く考えられなくなるわけではありませんので、完全に活動を阻害するわけではなさそうです。どのように考えると良いかというと、血糖値が上がると頭にモヤがかかる感覚を経験することから、脳の神経活動のノイズになっているのではないかと思います。正常な神経活動をするためにノイズを取り除いてから、思考するので考えがまとまらなかったり判断力が鈍ったりする可能性が考えられます。このことは食べた翌日にも影響する糖質による二日酔いもどきの説明も可能です。血糖値そのものが何か引き起こしているのであれば、血糖値が下がった時点で頭の回転は戻るはずです。血糖値が下がっているであろう食べた翌日にも影響が残っていることは、何らかの反応が残存していることをうかがわせます。糖化産物による神経細胞活動のノイズ説は説得力があります。

糖質による脳への影響から考えられること

糖質を食べない生活をされたことがない人は、ベースラインが糖質を食べている状態のため糖質を食べない差がわからないと思います。私の仮説が正しければ、糖質によるノイズがありながら考え事をしているという状態です。せっかく頭をフルに使おうとしているのに、絶えずブレーキをかけているような状態かもしれないのです。

少なくとも受験などの脳のパフォーマンスが試される際には糖質回避することがお勧めです。更にお勧めなのは日頃の勉強にも糖質回避をしている方が勉強の効率は上がると思います。ちなみにお腹が空くと血糖値が下がって頭がぼうっとするから、糖質は食べないとというのは間違いです。糖質を食べるから血糖値が上昇してしまい、インスリンで血糖値を下げる際に下げすぎてしまうため低血糖になるだけです。そもそも糖質を食べなければ低血糖にはならないはずです。

頭を使う仕事をする人は糖質を食べないのが常識の時代がくるのかもしれません。

今後の対応

これまで私は体重を減らすことを目的に糖質回避をしていました。
標準体重となった今、無理に糖質回避をする必要はなくなりました。
体重の視点からは、再び糖質依存に陥りさえしなければ糖質を食べる量を自己抑制出来るので糖質を再び食べることに問題はありません。
しかし思考レベルに影響があるのであれば話は別です。
アルコールと同様に糖質も控えるべきなのかもしれません。
私がアルコールを飲まなくなったのは、時間を無断にしたくないからです。
そして糖質を控えているのは今のところ健康を考えてです。これまでは体重を減らすことを目的に糖質回避をしていましたが、これからは思考レベルに着目しながら糖質を食べる量を加減しようと思います。糖質を食べることで思考レベルが落ちるのであれば余分な思考時間が必要になるという意味で、糖質を食べることがアルコール同様私の時間を無駄にしている可能性があります。

アルコール同様時間がもったいなので糖質は控えようと思います。

「0から思考」は可能性を無限に広げる

「0から思考」は可能性を無限に広げます。
何故なら0は無の状態で方向も決まっていませんし、スケール・尺度も決まっていないからです。1が決まると2が決まってしまいます。方向性とスケール・尺度が決まってしまうのです。

わかりやすい例を挙げるとお金を思い浮かべてください。
お金が何もなければ0です。単位はありません。
1円に対してお金がないことを表すために0円という単位がつきます。
1ドルに対してお金がないことを表すために0ドルという単位がつきます。
1があって初めて0に単位がつくのです。

お金がない状態は円もないしドルもないし、元もないし、ユーロもありません。
逆に考えれば今後どのお金を持つかは自分で好きに選べるのです。
0からスタートすれば好きなお金を選ぶことが出来るということです。

ただし持つのはどの通貨でも構いませんが、通貨は相手が受け取ってくれて初めて意味をなします。所有するだけならどのお金でも構わないものの、通貨として使用するためには相手に認めてもらう必要があるのでその時点である程度制約をうけてしまいます。ここでの「0から思考」は所有しておくことと、使用することを分けて考えるという思考実験です。
現実的には使えないお金を持っていても意味はありません。使えるお金に交換する手間がかかってしまうからです。お金の種類によっては交換してもらえないかもしれません。

0は1よりも無限の可能性を秘めている

0というのは現時点では何もありませんが、何に対して無いのかを考えることで無限の可能性を秘めているのです。
あるものを理解することは簡単です。そこに存在するからです。
当たり前にあるものが無くした場合を想像するのは、意外に難しいものです。
逆に無いものを想像するのも難しいものです。
試しに今いる視界の中に無いものを10個あげてみて下さい。
視界の中にあるものは数に限りがあると思いますが、無いものであれば無数にあります。
例えば多くの方は新幹線は視界の中に無いでしょうし、飛行機も無いでしょう。中には新幹線や飛行機の中でこれを見られている方もおられるかもしれません。であれば、潜水艦が視界にある人は更に希でしょう。今回は乗り物で考えてみましたが、例えば冷蔵庫や洗濯機、テレビなども視界には無い人も多いでしょう。極端な話に飛ばすと、五右衛門風呂は今の視界には入らないでしょう。他にも金庫なども視界に入らない人は大半ではないでしょうか?
無いものは無限にあるのに、人は無いことを認識するのは非常に困難です。何故なら有ることに対応して無いことを認識しているからです。最初から無いことを、無いと認識出来る人はごくまれなのです。そして余りに当たり前のことは無い状態が想像できないのです。ここが簡単にはイノベーションが起こせない理由です。
今ある当たり前をまず0にして0から考える「0から思考」という考え方を身につけてみて下さい。

「0から思考」は誰にでも出来る

「0から思考」は難しい考え方ではありません。何故なら人は誰でも子供のころは「0から思考」だったからです。蓄えた知識がないから0から考えるしかなかったのです。いつの間にか常識として知識を蓄えたことで、その常識にとらわれて常識から抜け出して考えることができなくなっただけのことです。

「0から思考」、身につけることができると貴方の人生に革命が起るかもしれません。

0から思考 〜無から考える思考法〜

物事の考え方に1から考えるという考え方があります。1から考える時点で、1が決まっているので既に考え方の方向性と大きさが決まってしまいます。既に常識にとらわれている証拠です。何か全く新しいことを考えようとするならば「0」、つまり何も無い無から考え始めるべきです。

1から考えた結果失敗した例は数多くあります。最初の入り口と方向性を間違えてしまうと間違った方向にどんど進んでいきます。例えば2型糖尿病は体質として血糖値が上がる病気だと考えられました。2型糖尿病の治療法の入り口を間違えて、血糖値を上げる方向に進みました。0から考えららた江部先生が入り口を正しいものにし、方向性も確かなものにして下さいました。現在進行形で糖質の本当の姿が広まりつつあります。傷口の治療法も治療法の入り口を間違えて、消毒するという誤った方向に入り込んでしまいました。0から考えられた夏井先生が傷口の対処法を正しいものにして下さいました。

物事を考える際に、これまでの経緯から考えてしまいがちです。無条件にこれまでのことを受け入れてしまうのです。ここで全く何も無い条件、0から考えてみるのです。この「0から思考」が出来る人だけが常識にとらわれない発想で、イノベーションを起こすことが出来るのです。常識革命は「0から思考」を言い換えたもので、常識を入れ替える方法です。

「0から思考」は画期的な思考法です。例えばiPhoneやiPadを生み出したスティーブジョブズ氏は「0から思考」により、自分の欲しいものは何かを突き詰めた結果生まれたと思われます。常識的に出来ることから考える、1から考えていたのでは現時点での技術レベルから出来る範囲の発想しかなかったことでしょう。それが「0から思考」により、技術のことは全く考えず、欲しい物をとにかく絞り込んだのです。直接話したことは無いのではっきりとはわかりませんが、恐らくスティーブジョブズ氏は生まれつき「0から思考」が出来るのだと思います。彼にとっては特別な思考法ではなく、自然な考え方だったのだと思います。だからこそ天才ぶりを発揮出来たのですが、一般常識とは懸け離れた考え方なためトラブルも多かったようです。

「0から思考」は何も無い状態から、常識にとらわれず一つ一つ確実なことだけを積み上げて考えていく思考法です。例えばある組織を無くすかどうか検討する場合、通常は無くすとどうなるかを考えます。組織を無くすためには、組織を無くすための手間と組織を存続するメリットやデメリットを考えます。様々な思惑の人達や利権などが絡み合うため組織を無くすことは反対する人もいて、組織を無くすのは難航します。「0から思考」の考え方は実にシンプルです。無くすかどうか検討する場合、0から考えてみるのです。組織を0から考えるのですからその組織が無かったら、もう一度0から作るかどうかを考えるのです。あえて作る必要が無ければ、壊すのが面倒だから存続させようとするだけです。廃止すれば良いのです。組織が廃止されてどうしても困る部分があれば、その部分だけ解決策を考えるだけで良いのです。その困る部分を言い訳にして組織を存続することは、1からしか考えられないのだと思います。残念ながらいずれ衰退してしまうでしょう。

何か新しいことを始める場合も「0から思考」は非常に役立ちます。0から考えることは全く新しい価値観を生み出す可能性を秘めているからです。「0から思考」は1の方法も大きさも自分で決めることが出来るのです。様々なメーカーでは1から考えることはあっても「0から思考」が出来ているメーカーは少ないのでは無いかと思います。いつの間にか1から考えることが当たり前になってしまっているので0から考えることが難しいのではないかと思います。

ちなみに多くの子供たちは自然に「0から思考」が出来ます。何故なら子供は無の状態で生まれてくるからです。そこに大人が常識として1を教えているのです。まだ知らないことは0から考えるのが子供にとっては当たり前だから、大人には理解出来ない発想で会話が成り立たないこともあります。もしかしたら様々な問題の解決策は無邪気な子供の「0から思考」から生まれるのかもしれません。

大人でも常識にとらわれない「0から思考」をすることで、様々な問題を解決できると思います。
良かったら「0から思考」は可能性を無限に広げるもご参照ください。

これから「0から思考」を使って様々な問題の解決策や解釈法を探し出していきます