肥厚性瘢痕・ケロイドを治す方法

肥厚性瘢痕・ケロイドは簡単に治ります。実は病院に行く必要はありません。何故なら原因は食べ物ではなく食べ方です。その証拠に食べ方を変えるだけで治ります。治らないあるいは治りにくいという医者に何度受診しても、どれだけ長く通院しても意味はありません。答えは食事にあるからです。

簡単に言えば糖質の食べ方に気を付けるだけです。具体的な食べ方は病気を避ける理想の食べ方をご参照ください。以前も肥厚性瘢痕・ケロイドは糖質回避で治る肥厚性瘢痕・ケロイドの違いとその原因と治し方で書いてみましたが、検索で『肥厚性瘢痕』でヒットしていたことがわかりました。肥厚性瘢痕の検索順位が104位と決して上位ではありませんでしたが、当サイトにアクセスして頂いたので悩まれている方が多いと考え、改めて書いてみることにします。

肥厚性瘢痕・ケロイドの病態

病態(病気の起こる過程)は他の自己免疫反応と同じです。本来なら身体に浸入した細菌やウイルスを攻撃する免疫は、自分の身体は攻撃しない仕組みが備わっています。その仕組みが誤作動を起こしてしまい、本来なら攻撃してはいけない自分の細胞を攻撃してしまうのです。糖質を沢山食べることで免疫システムが誤作動を起こし、自己免疫反応を引き起こすようです。自己免疫反応のターゲットが鼻や目の粘膜であれば花粉症、気管支粘膜であれば気管支喘息、皮膚であればアトピー性皮膚炎を引き起こすに過ぎません。他の対外に露出していない細胞が自己免疫反応のターゲットの場合には膠原病と言われていますが、その病態は同じです。引き金は糖質がひいているのです。その詳しい病態は分かってはいませんが、糖化産物が発症に関わっている仮説を考えています。いずれ解明されるでしょう。
肥厚性瘢痕・ケロイドは創傷治癒細胞に対する自己免疫反応によるものです。肥厚性瘢痕とケロイドの違いは自己免疫反応の強さの違いです。肥厚性瘢痕とケロイドは違う病気だと分類している人達もいますが、残念なことに糖質による自己免疫反応を知らない人達が治療にあたっているからでしょう。糖質を一度にたくさん食べれ続ければケロイドを発症し、糖質をそれ程食べなければ肥厚性瘢痕で済むようです。

恐らく肥厚性瘢痕・ケロイドも糖質一度に摂り過ぎ症候群の一種です。血糖値の一時的な上昇を引き金として自己免疫反応が起こるようです。一回だけ糖質を一度に摂り過ぎることで発症する狭義の糖質一度に摂り過ぎ症候群ではなく、糖質を一度に摂り過ぎることを何度も繰り返すことで発症する広義の糖質一度に摂り過ぎ症候群の一種のようです。

肥厚性瘢痕・ケロイドの治し方

肥厚性瘢痕・ケロイドの病態は創傷治癒細胞に対する自己免疫反応のため、治療には免疫抑制剤であるステロイドがある程度有効です。外用はそれ程効果は期待出来ませんが、局所注射は炎症反応をある程度抑えてくれるため、それなりに効果はあります。しかし原因である糖質を控える糖質回避以外の治療法は対象療法に過ぎません。自己免疫反応とステロイドによる免疫抑制の綱引きになるためすっきりと治らないのです。いわばアクセル(糖質)を緩めず、ブレーキ(治療)だけ踏んでいる状態のようなものです。

医者によっては肥厚性瘢痕とケロイドを区別していますが、反応の程度が違うだけで病態は同じです。区別する時点で病気の本質を見誤っています。区別に意味はありません。肥厚性瘢痕は傷痕が盛り上がるだけで元々の傷痕の範囲をこえないものをいいます。傷痕の範囲をこえて盛り上がりが広がってしまうものをケロイドと呼んでいるに過ぎません。

ただケロイドを発症する方は傷痕の反応性が激しいため、気付かない程の小さなニキビなどの小さい傷でも傷痕が増大してしまうようです。ケロイドは遺伝性が認められるため、ケロイド体質という言葉もあります。このことから創傷治癒細胞に対する自己免疫反応の起こりやすさに遺伝性があることがわかります。

ケロイド体質であれば自己免疫反応の反応性が激しいため、糖質の食べ方を特に気を付ける方が良いようです。特にケロイドが現在進行形で増大しているのであれば、主食をやめてしまうのが良いと私は思います。ただし糖尿病や肝臓疾患や腎臓疾患などで治療中の方は糖質の控え方と食べ方を主治医の先生に相談してください。特に糖尿病で治療中の方が突然糖質を控えると低血糖を生じることがあるため危険を伴います。

基礎疾患のない方の場合、肥厚性瘢痕やケロイドを治すためには主食として糖質を食べないことをお勧めします。何故なら早く治るからです。糖質を食べるのであればオカズから食べる、一度にたくさん食べない、小分けで食べるという病気を避ける理想の食べ方をご参照下さい。

肥厚性瘢痕・ケロイドは糖質回避で治る

肥厚性瘢痕やケロイドとは傷痕が赤く盛り上がる疾患です。傷痕が盛り上がるだけであれば肥厚性瘢痕、傷痕の範囲をこえて大きく盛り上がるとケロイドと言われます。この肥厚性瘢痕・ケロイドは糖質回避で糖質を控えることで治ります。
どの程度控える必要があるのかは一概にはいえませんが、肥厚性瘢痕やケロイドの赤みが無くなるまで糖質を控えることで改善が期待できます。

観察してわかったことは古い傷痕は改めて赤くなることはないこと。新しい傷痕だけが肥厚性瘢痕やケロイドになります。そして糖質を控えることで赤みが引いてきます。
このことから類推すると創傷治癒の過程で出現した細胞に対する自己免疫による病態が考えられます。その自己免疫の引き金を高血糖による糖化産物が引いて病気を引き起こしているという仮説です。この仮説が正しいかどうかは別として、糖質回避で肥厚性瘢痕やケロイドが改善する人がいることは事実です。

肥厚性瘢痕やケロイドに対してはステロイド剤の外用や局所注射、液体窒素での冷凍凝固などがありますが糖質回避は病院に行かなくても治療できることが特徴です。

肥厚性瘢痕やケロイドでお悩みの方は、信じる人だけに御利益のある糖質回避教をお試しください。

ちなみに同じような機序で生じる盛り上がりはなくても赤みのあるニキビ痕にも、糖質回避は効果が期待できます。