リブレ 血糖値持続測定器を使い様々な食事と血糖値の関係を掲載しています。
以前は天下一品ラーメンのチャーシュー麺とゆで卵を食べた食後血糖値を掲載しましたが、血糖値があまり上がらなかったためスープがこってりで脂肪分が多いと血糖値が上がりにくい可能性が考えられました。
しかし前回食べたのはチャーシュー麺であり、誘惑に負けてゆで卵も食べてしまっていたため単純には比較できませんでした。
そこで今回ラーメンだけを食べてみることにしました。
天下一品ラーメン
チャーシューは薄いものが1枚だけでした。
メンマとネギがのっています。
天下一品ラーメンではラーメンが出来るまでの間ゆで卵がサービスでしたが、今回はゆで卵は食べずラーメンだけ食べてみることにしました。
食後血糖値
45分後には140mg/dlまで上昇しましたが、その後は緩やかに低下し、崩れたM型のように軽度再上昇しました。
前回チャーシュー麺+ゆで卵と比較した尾道ラーメンとのラーメンだけの比較では少し低い傾向がありましたが、チャーシュー麺+ゆで卵程低下はしませんでした。
逆に言えばチャーシューとゆで卵があることで食後血糖値が上がりにくい可能性が考えられます。
ということでチャーシュー麺+ゆで卵2個とラーメンの食後血糖値を比較してみることにしました。
今回の実験でわかったこと
尾道ラーメンとの比較では麺の量の比較もしていないため確かなことは言えませんが、天下一品ラーメンは脂肪分が多いこってりスープのおかげで少し低く抑えることが出来る可能性は考えられました。脂肪分が多いと血糖値が上がりにくいと断言できるようになるには、まだまだ検証が必要です。
もう一つわかったことは、具材が多ければ多い程血糖値が上がりにくい可能性は十分考えられます。何故ならラーメンとチャーシュー麺では恐らく麺の量は変わらないはずなので、糖質量は同じだと類推できます。具材が多いと血糖値が上がりにくい可能性が考えられます。これはおにぎりと唐揚げの実験からも同じ結論が導かれるため、恐らく間違いなさそうです。血糖値を押し上げる糖質に対して血糖値の上昇を邪魔してくれる糖質以外の食べ物が多ければ多い程血糖値が上がりにくいのだと思います(参考:おにぎり2個と唐揚げの食後血糖値)。ただし胃の中で混ざる必要があるため、唐揚げを食べてからラーメンを食べるよりも、通常ラーメンと同時に食べる具材の方が血糖値の上昇が抑えられる可能性が示唆されます(参考:おにぎりと唐揚げの食べ方による食後血糖値の違い、カップラーメンと唐揚げの食べ方による食後血糖値の違い)。前回食べたゆで卵は1つはラーメンが届くまでに食べて、一つはラーメンと一緒に食べました。
天下一品のチャーシュー麺のチャーシューは薄いためタンパク質の量が少なく、食後血糖値に大した影響は無さそうに思えましたが、この結果からは薄くても意味があるのかもしれません。ただしゆで卵2個も食べているため、通常のラーメンとゆで卵2個も試せるとチャーシューの違いを知ることができると思います。
1つの謎を解くと次の疑問が生まれます。まだまだ実験は続きそうです。