ジェネリック医薬品の問題点を考えてみます。
医薬品には自社開発の先発医薬品と特許切れを取り扱う後発医薬品とがあります。
成分は同じもので値段が違う・・・。先発品は特許が切れたにも関わらず高い。
同じ成分で開発費用が回収されているにも関わらず、同じ値段ではない・・・。
皆保険のない国の制度をそのままスライドさせているだけのように思います。
ジェネリック医薬品は厚生労働省が金額を決め、それを踏まえたうえで先発医薬品は自社で金額の制約なしで完全に届出制にすれば良いと思います。
後発医薬品よりも安い戦略的な値段付けをするのも一つですし、ジェネリックと同等の値段にするのも、高い値段設定も自由とするのです。
(既にそうなっているのであればすいません。私の『勉強』不足です)
ジェネリック医薬品が安いからと行政までジェネリック医薬品の活用を推進しています。厚生労働省が値段設定しておきながらその仲間である行政が安いからといってジェネリック医薬品を推進するのは、私の目には奇異にうつります。
皆保険が未整備な他国は参考にならないので、独自の先進的な考え方をすると・・・
ジェネリック医薬品の薬価収載を希望するメーカーは協力費(薬価収載費という名目にでもするか?)をオークション形式で提示する。
オークション上位5社(3社なのか10社なのかは検討)が薬価収載される。
協力費は薬価収載費として厚生労働省が活用する。(開発した先発医薬品メーカーに半分支払っても良いかもしれません。)
特許の切れた薬剤を国民の利益となるように、国民の健康のために活用することを目的とする
現状では後発医薬品メーカーだけが得をするシステムには問題があるように思います。
協力費を使って、薬効成分が基準を満たしているかどうか検査する仕組みを作り上げる。
※恐らく自由競争を阻害するという反対意見が出ると思いますが、医薬品として国費を使っている以上過当競争を避けるため制約はやむをえないと考えます。
更に付け加えるとすれば自由競争とするなら、値段も自由に競争するべきです。完全自由化の案(薬価は自社で決めるなど)も改めて考えてみます。