妊娠糖尿病の対処法・治療しなくていい?

妊娠糖尿病とされる病態があります。妊娠した際にホルモンバランスの影響からか高血糖状態になってしまう状態です。

妊娠糖尿病は炭水化物(糖質)が引き起こす高血糖です。2型糖尿病と同じように糖質を控えることで次第に血糖値は落ち着きます。赤ちゃんに対する影響がわかりませんので、妊娠中糖質ゼロにしてもよいのかはまだわかりません。ただ妊娠糖尿病で悩んでおられたら、食事量を控えるのではなく、糖質を控えることで血糖値の改善が期待できます。

治療しなくても良いというのは、そのまま放っておいて良いという意味ではありません。糖質を減らすことで妊娠糖尿病自体が改善するので薬や我慢は必要ないという意味です。

通常たんぱく質・脂質は控えなくても(お腹いっぱい食べても)理論上は妊娠糖尿病は改善すると思います。

血糖値を直接上げるのは糖質だけだからです。

また妊娠中体重増加に悩むこともよくあります。ホルモンバランスの変化により糖質が非常に魅力的に思えて、ついつい食べ過ぎてしまいます。いつの間にか糖質に騙されてしまっているのかもしれません。重要なことは糖質の食べ過ぎであって食べ物全般の食べ過ぎではないことです。

興味があれば御飯・パン・麺類を控える糖質回避教のすすめをご覧ください。