まだダイエットの番組が放送されることに驚き

先日テレビをザッピングしているとダイエットの内容の放送がされていました。
不思議なダイエット法が取り上げられ、痩せたという人たちが出ていました。
本質からずれているダイエット法もありそうなので、改めて太る仕組み、ダイエットについて書いておきます。

太る原因は糖質依存

そもそも本来であれば他の動物同様太ることが出来ないはずの人類が太る理由糖質依存です。糖質依存により糖質の摂取量が自己コントロールできないことで、糖質を食べすぎてしまうことが原因です。糖質依存は強い空腹感という禁断症状まであるので厄介です。
太る本質が糖質依存なので、いかに糖質依存から抜け出すかがダイエットの本質です。
様々なダイエット法の多くが、この本質・糖質依存から抜け出すことからずれているから一時はダイエットに成功したとしても、リバウンドしてしまうだけのことです。

糖質依存の抜け出し方

糖質回避により糖質依存から抜け出すことが一番です。一回に食べる糖質の量を減らすより、一食糖質を抜く方が理にかなっています。何故なら糖質依存の方は、少し糖質を食べると余計お腹が空くという不思議な現象が起こるからです。だから少しは食べるより逆に一食抜く方が楽なのです。まずは一食糖質をぬいてみて、身体が慣れてきたら二食、三食と抜いていく方が糖質依存の抜け出し方としては簡単です。つまり一日量では同じ3分の1の減量であっても、3食のうちの1食糖質抜きにする方が、一回当たり3分の1ずつ糖質を減らす(具体的にはいつもはお茶碗一杯を3分の1減らしてお茶碗3分の2にするなど)より楽なのです。一回当たり3分の1ずつ糖質を減らすと余計食べたくなってしまう食欲と闘う必要があるので、失敗しやすいのです。

次に食べるとき糖質をやめられない場合でも糖質依存から抜け出すことができる可能性を考えてみます。
糖質依存は血糖値が一時的に急上昇することで生じる可能性が考えられます。
逆に血糖値が急上昇しない食べ方をすれば、糖質を食べていても糖質依存から抜け出すことができる可能性があります。例えば肉・魚・野菜のおかずをある程度食べてからご飯などの糖質を食べるという食べ方(参考:食べる順番で痩せることのできる理由)や、同じ食事量であっても少しずつ頻回に食べる方が血糖値の一時的な急上昇が避けられるため糖質依存から抜け出すことができる可能性があります。
糖質依存から抜け出すことができれば、太る原因がなくなるので痩せることができるのです。

お腹いっぱい食べても痩せることができる

糖質依存が肥満の原因ですから糖質を食べなければ、タンパク質・脂質はどれだけ食べても痩せることができます。糖質依存により糖質に騙されて食べ過ぎることが肥満の原因なのです。ダイエットが失敗する理由の多くは食欲と闘おうとするからです。糖質回避の考え方は食欲とは戦いません。何故なら闘う必要などなく、おなか一杯たべても痩せることができるからです。糖質を避けるという知恵一つでお腹いっぱい食べても痩せられるのです。他のダイエット法を試すのは、アクセルを踏みながらブレーキを踏んでいるような状態です。アクセルを踏みながらブレーキを踏んでも止まらないことを知っている人から見ると、止まらず悩んでいても滑稽に見えるだけです。糖質を食べながらダイエットをしていても滑稽に見えるだけです。ましてやお金をかけてダイエットをするのは、非常にもったいないと私は思います。糖質をお金を出して買って食べ、ダイエットにもお金をかけるからです。

糖質依存から抜け出した確認

糖質依存から抜け出すことのできた簡単な確認方法を提案します。
糖質回避をしていると胃が小さくなったように感じ、あまり食べられなくなります。そのことからも糖質依存から抜け出せたことがわかりますが、糖質依存から抜け出すことができた明確な確認方法は禁断症状である強い空腹感を感じなくなるかどうかです。
空腹を我慢しているとピークをこえる不思議な感覚を味わうことがありますが、そのピークをこえることが禁断症状の証拠です。糖質依存から抜け出すと、ピークをこえた後の空腹感しか感じなくなるのです。大してお腹が空かなくなるので食に対する拘りもかなり薄れます。結果として食べる量そのものが減るので簡単に痩せられるのです。

糖質は食べても大丈夫

糖質は猛毒な訳ではありませんから、食べても大丈夫です。
ただし糖質の食べ方には注意が必要です。
再び糖質依存に陥らないことです。一度糖質依存から抜け出すことができても、再び糖質依存に陥ることでリバウンドしてしまうからです。
糖質依存の本質は体の条件反射だと思うので、何度も続けて繰り返していると条件反射をするようになるのだと思います。例えば週末だけ糖質を食べるとか、週1・2回食べるという食べ方であれば糖質依存にはなりにくいと思います。

糖質を食べたくなって我慢できなくなってしまったら、糖質依存の可能性がかなり高いと思います。再び糖質回避をされることがおすすめです。

各種ダイエットと糖質依存の回避法とのずれ

各種ダイエット法が糖質依存の回避法に準じているかずれているのか確認してみましょう。
ずれていれば短時間のダイエットには成功しても1年後にはリバウンドしていると思います。
糖質依存の回避に役立つダイエット法であれば、1年後にリバウンドしていることはないと思います。
糖質依存の知恵を身につけていれば、各種ダイエット法を見ていると成功するか失敗するかが大体わかるようになります。失敗するはずなのに痩せたというのは偶然か他の痩せる要素が隠されていることがわかります。
ぜひ糖質依存の知恵を身にみにつけてみてください。

様々なダイエットで失敗する理由

私も含め多くの方がダイエットの失敗を経験されたことがあるも思います。多くの人が様々なダイエットで失敗するにはきちんとした理由があります。単純な理屈なのですが「ダイエット 失敗 理由」で検索してみても、正確に説明しているページは見当たりませんでしたので、改めて書いてみます。

ダイエットで失敗するのは糖質を食べながら、ダイエットするからです。人間の本能にそぐわない方法だからです。そもそも太る原因糖質依存、つまり糖質の過剰摂取な訳ですから、糖質を食べながらダイエットするのはアクセルを踏みながらブレーキを踏んでいるようなものです。アクセルが糖質を食べるこも、ブレーキがダイエットです。下り坂で止まらないと思っていたら自分でアクセルを踏んでいたらということです。まずはアクセルを緩めること、つまり糖質を控えるダイエットのみ正解です。他のダイエットは糖質依存から抜け出さない限りいつかはリバウンドしてしまうのです。

ダイエットをしたいなら、まず糖質依存から抜け出すことです。糖質依存から抜け出せば、余りお腹も空かなくなります。そもそも強い空腹感は糖質依存の禁断症状なのですから、糖質依存から抜け出せば禁断症状が無くなるのは当然のことです。

様々なダイエットで失敗する理由を別の角度から考えてみます。これまでのダイエットは食べる量の我慢でした。意識していれば我慢も出来ますが、体重が減ってくると身体は飢餓状態と錯覚してしまいます。脳は飢えていると誤解するので、食欲を刺激して必死で食べさせようとします。意思の強い人は我慢し続けることが出来ますが多くの人は我慢の限界をこえてしまいます。これまでの我慢の反動でどうにでもなれ効果により大失敗してしまうのです。

糖質回避こそダイエットの真髄です。いくらブレーキを工夫しても、アクセルを緩めなければ止まりません。他のダイエットはブレーキでしかないのです。アクセルを踏んでいる限り、ブレーキを緩めると太るのは当然です。

議論の余地は無いと思います。御一考ください。

ダイエットしながら糖質を食べる意味

体重を減らす目的で行うダイエットですが、様々な方法が提案され実践されています。

そもそも人間が太る原因が糖質に騙されて糖質を食べ過ぎることなので、体重を減らしたいのであれば糖質を控えるだけで十分です。

逆に言えば糖質を食べながらダイエットをするのは、例えるならアクセル(糖質を食べること)を踏みながらブレーキ(ダイエットに励むこと)を踏んで、止まらないと言っているようなものです。ブレーキの工夫をするよりはまずはアクセルをはなしてみることだと思います。少なくともアクセル(糖質を食べること)は緩めてみると良いかもしれませんね。

これからはダイエットの概念そのものが変わると思います。一種の宗教のようなもので信じた人だけが得をすると思います。良かったら糖質回避教のすすめをご覧ください。

糖質制限で痩せる理由 糖質の代謝

糖質は優先的に消費されると思います。
何故なら

  • 血糖値の上昇は体を傷つける
  • ブドウ糖は炭水化物・脂質に比較してエネルギー効率が悪いから
    上記理由で出来るだけ先にブドウ糖から消費する方が長年の自然淘汰を生き抜く際、生存に有利だったはずです。使い切れないブドウ糖はやむを得ず皮下脂肪として蓄えられます。

脂質やタンパク質に比べてエネルギー効率が悪い上に、大量にあると毒性を示す糖質は動物にとって望ましい栄養ではありません。そのため糖質を食べると毒性を示す前に先に消費されるほうが自然淘汰を生き抜く生存競争に有利だったはずです。
エネルギー効率の石炭と効率の良い石油があれば、蓄えるなら石油で効率の悪い石炭は蓄えずにさっさと使おうとするはずです。その上蓄えると石炭には毒性があるとなれば、わざわざ石炭を蓄えておく理由が見つかりません。とにかく効率の悪い石炭を早く使ってしまおうとするのが合理的です。
糖質と脂質・タンパク質の間でも同様の選択圧が進化の過程で起こったことが想像できます。

当初は脳細胞はブドウ糖からしかエネルギーが得られないと考えられていたことも、糖質が人間の食事には不可欠との誤解を深める一助となってしまいました。
(脳細胞はケトン体からもエネルギーを得ることができる)
糖質がなければたんぱく質や脂質からエネルギーを得ることになります。ただしたんぱく質は筋肉などの身体を維持することにも使われるので、食べたたんぱく質が全てエネルギーに変わるわけではありません。
糖質制限は、優先的に消費されるはずの糖質を食べないので、食べたタンパク質や脂質とともに皮下脂肪も消費されやすいのだと思います。
糖質依存による食べ過ぎ効果が無くなることと相まって容易に痩せることが出来るのだと私は考えています。

糖質制限の本家の江部先生の理論と、夏井先生の理論もそれぞれご参照ください。
参考文献は以下の2冊です。
 

太る理由。糖質に騙されている?

現代人を悩ませているのが肥満、太ってしまうことです。
現在太っている人や肥満は自制心の問題だと言われています。
食べ過ぎてしまうから太るのだとされているのです。
食べ過ぎていることに間違いはないのですが、その原因を突き止めました。
糖質に騙されているのです。
医学的に表現すれば依存しているとなるのですが、病的な依存というよりはいつのまにか糖質に騙されていると言い表す方が適切に思います。
糖質の魔法にかかっていると言い換えてもよいのかもしれません。
本来動物には太りすぎない仕組みが備わっています。
何故なら太りすぎて動きが鈍くなれば、肉食動物のエサになってしまうからです。動きが鈍くならないように満腹感が働いて太りすぎない仕組みが備わっています。だから太った野生動物はいないのです。では人間はなぜ太るのでしょうか?
それは人間に天敵がいなくなったことが一つ。動きが鈍くなっても即座に命に係わる可能性が低いからです。
もう一つは糖質が騙して満腹感を打ち消して食べさせるのです。この魔法ともいえる騙しのせいで食べすぎてしまうのです。
一度その魔力にとらわれると漠然と自分の意思だけで避けることが難しいのが炭水化物です。
何故なら人の脳の仕組みは炭水化物を多くとると幸せを感じ、より強く炭水化物を得たい欲求に駆られるように出来ているからです。その結果糖質に操られているかのごとく糖質を食べ過ぎてします。
糖質を食べないと生きていけないと勘違いさせるのも糖質の恐ろしい魔力のひとつです。
肥満は自制心の問題ではありません。
糖質に脳が騙されて、とりすぎてしまうのです。
お腹いっぱいを10割とすると、糖質に騙されて更に2・3割余分に食べてしまうのです。
自分で選んで食べ物を食べているつもりですが、実は無意識のうち自覚がないままに炭水化物(糖質)に食べされられているのです。結果として糖質を食べ過ぎて太るのですが、自分で選んだと錯覚しているので罪悪感に苛まれます。そしてそのストレスから逃げるために余計食べてしまう心理が働くそうです。ちなみに食べないようにしようと思えば思うほど、考えを打ち消そうとすれば打ち消そうとするほど脳はそのことに固執してしまって逆効果のようです。考えを打ち消さずに受け入れると、ストレスを感じないそうです。
炭水化物でなければ脳の騙しがないので、10割の時点でお腹がいっぱいで食べ過ぎることができないので、物理的に太ることができないのです。
甘いものは別腹というのは炭水化物に脳が騙される魔法の証拠です。
お腹いっぱい鍋料理を食べた後でも雑炊を食べることができるのも炭水化物の魔法の効果です。
糖質の騙しの魔法がないと10割の時点でお腹いっぱいで、食べ過ぎることができませんから簡単に痩せることができるのです。
太る理由は糖質による騙しの魔法による食べすぎです。(糖質依存)
狩猟採集生活をしていた頃、糖質の騙しの魔法に騙されれば騙されるほど秋の収穫を少しでも多く食べることができるため、冬の飢餓を乗り切ることのできた名残なのです。
自制心が足らないわけではないのでご安心ください。
糖質を避ける『知恵』だけで、簡単に痩せることが出来ると思います。
これからダイエットという概念はなくなると思います。
糖質をとるかとらないかだけです。