多くの病気の原因が糖質?(糖質原罪説)

炭水化物(糖質)・タンパク質・糖質のうち血糖値を上げるのは炭水化物(糖質)だけです。
糖質を食べることで様々な疾患を起こしている可能性があります。

2型糖尿病

2型糖尿病は糖質を食べた結果上昇した血糖値が下がらなくなった病気です。
糖質を避けることで2型糖尿病は治る失くなります
これは間違いない事実です。
2型糖尿病は、糖質を取ることで上昇した血糖値を膵臓からのインスリンで下げ続けた結果、膵臓が疲れてインスリンを作れなくなるか、インスリンに身体が慣れてしまって効きが悪くなることで発症します。いずれにしても糖質を食べ続けた結果なので糖質を取らなければ改善が期待できます。

肥満

糖質を消化し吸収されたブドウ糖は人間の身体にとってエネルギー効率が悪く、血中濃度が上がると体に害を及ぼします。効率が悪く害があるので身体はブドウ糖から積極的に消費し、余れば身体に害を及ぼさないように脂肪として蓄えます。
更に糖質に引き起こされる糖質依存により糖質を食べ過ぎることで引き起こされます。

高血圧(仮説)

糖質依存に伴い糖質を打ち消すために塩分を取りすぎた結果ではないかと思います。
糖質回避することで改善が期待できると思います。
根拠は私が特に意識することなく、1日塩分摂取量が4.8gだったことです。
ご飯・パン・麺類という甘味を打ち消して食べやすくするために塩分が必要だったのではないかと思います。むしろ糖質依存と共に塩分が共依存の関係にあるのかもしれません。

糖化産物による免疫機能異常

糖化産物により免疫機能に異常をきたす仮説です。亢進すればアレルギー・抑制すればニキビや良性腫瘍・悪性腫瘍を引き起こすというものです。

免疫亢進:各種アレルギー(仮説)

アトピー性皮膚炎や花粉症などの各種アレルギーが糖質を避けることで、改善することがあるのが事実です。
その事実から仮説を考えました。
糖質を食べることで体に吸収されるのはブドウ糖です。ブドウ糖はそのままで病気を引き起こすには分子が小さすぎるので問題を起こすことは考えにくく思います。
そこで考えたのはブドウ糖がタンパク質と結合することで生じる糖化産物が免疫機能に影響を与え、免疫機能を必要以上に高めてアレルギーを発症するのではないかという仮説を考えました。

免疫抑制:ニキビ・良性腫瘍・悪性腫瘍(仮説)

糖質を控えることでニキビが改善することがあるのは事実です。
傷の消毒はしない方がよいことを提唱された夏井先生によると糖質が過剰になることにより皮脂の分泌が増えることでニキビが増えるとの説もあります。

糖化産物が免疫機能に影響を与えるという仮説を考えておりますので、糖化産物が免疫機能を低下させる働きをすることでニキビ・良性腫瘍・悪性腫瘍を引き起こすと考えました。
腫瘍に関しては糖化産物が腫瘍化する確率を上げることも可能性があるかもしれません。
腫瘍化した細胞を免疫で駆逐していますが、すり抜けてしまう細胞が腫瘍化するのだと思います。そのすり抜けてしまうスイッチを糖化産物が押してしまうのではないかという仮説です。

事実をつなげて一つの理屈で説明する仮説です。
糖化産物が免疫機能に影響する。
こう考えると辻褄が合います。

証明は困難ですが、確認は各自患者さんが糖質を避けてみることです。
もしかしたら世の中の変わる仮説になるかもしれません。