魔法の話

映画館やテーマパークで話題になった魔法の話です。通常魔法は映画や夢の国の中だけの話で、現実にはあり得ない例え話のような話です。

少し想像してみてください。みんなが魔法を使うことが出来るとしたら?今はまだその本当の力とその使い方を知らないだけだとしたら?

魔法なんてあり得ないと思われると思います。でももしかしてと考えてみて下さい。

実はみんなが魔法を使えると思います。多くの人が、みんなが持つ魔法の本当の力とその正しい使い方をまだ知らないだけなのです。正しい使い方により心を動かし人を生まれ変わらせることもある一方、使い方を間違って人を傷つけてしまうこともあります。人はみな魔法つかいなのです。まだ魔法も持つ本当の力とその正しい使い方を知らないだけなのです。

その魔法とは言葉の魔法です。言葉なんて当たり前で魔法でも何でもないと思われると思いますが、動物からすれば考えていることを伝えることができるなんて、魔法以外の何物でもありません。動物に出来るのはせいぜい前もって決めた内容を合図するくらいのことです。人間には複雑な情報を仲間同士で伝えることの出来る、言葉という魔法をもっています。そして時代をこえて情報を伝えることの出来る文字という魔法により科学技術の蓄積・発展により、人類は正に魔法のような生活を手に入れているのです。

ただ残念なことは多くの人が言葉が通じることで、考えていることを全て伝えることが出来ていると勘違いしていることです。そういう『意味』で言葉の魔法の本当の正しい使い方を知らないのです。

言葉には魔法ともいえる力を秘めています。話をしても相手に理解してもらえないのは、もしかしたら言葉の魔法の本当の使い方を知らないだけかもしれません。そんな不思議な魔法の話を書いていきます。

そしてみんなに別の魔法がかかっていることもまだ多くの人が知らないのです。

例えば言うなればタダの石ころを有り難がったり、タダの紙切れ(実際にはタダではありませんが)を有り難がる魔法にかかっているのです。国が紙切れに魔法をかけてその価値を保証してくれているおかげで、生活を便利で豊かにしてくれています。ただしその紙切れのために人を傷つけたり、人を騙したり場合によっては人を殺めたりするのは、本当にタチの悪い魔法にかかっているようなものです。そんな魔法に多少なりともみんながかかっているお話も書いていきたいと思います。

言葉の魔法 ~人はまだその威力と使い方を知らない~
言葉の正しい使い方 ~誤解の少ない伝え方~