糖質に対するアレルギー? 糖質がアレルギー?

糖質を避けるとアレルギーが改善する可能性をお話すると、糖質に対するアレルギーですか?という質問を受けます。
糖質に対するアレルギーではなく、糖質がアレルギーを引き起こすという考え方です。
糖質は消化吸収されるとただのブドウ糖になるのですが、そのブドウ糖と血中のタンパク質が結合し様々な糖化産物を作ります。その糖化産物が免疫機能を亢進させることでアレルギーを引き起こしてしまうという仮説です。

糖質を避けることでアレルギーが改善することが観察されますが、この仮説により説明がつきます。消化されてしまえばただのブドウ糖になってしまう糖質を取らないことで、病気が治るのであればブドウ糖が何かをしていると考えるのが合理的です。ただしブドウ糖そのものは構造が非常に単純なので、そのままでは何もできません。そこでブドウ糖がタンパク質と結合した糖化産物が何かを引き起こすと考えました。
多くの方のアレルギーが改善する、あるいは治ることが証明されれば、この仮説が正しい可能性が高まります。大学などの研究機関で証明されるといいですね。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。