先進国で糖質を中心とした食生活が当たり前となっています。
何故糖質がこれ程重宝されるのでしょうか?
栄養面では糖質は要らない
栄養の面から考えても人類にとってそれ程望ましい理想の食材なのでしょうか?
実は栄養の面から考えれば、糖質は無理に食べる必要は無さそうです。何故なら糖質は消化され吸収される際にブドウ糖となるだけですが、そのブドウ糖は体内でたんぱく質からも作り出せるからです。タンパク質を食べていればブドウ糖は作り出せるのですから、糖質から無理にブドウ糖を取り入れる必要は無さそうです。
日頃糖質を食べない肉食動物もブドウ糖の血中濃度である血糖値は一定の値に保たれているそうです。(参考文献:炭水化物が人類を滅ぼす)
糖質が広まった理由
では何故これほどまでに糖質が広まったのでしょうか?
その答えは人類の進化・発展の歴史にあります。
約1万年ほど前に栽培という知恵を獲得し、人類による農耕が始まりました。
- 増やすことが容易だった
- 保存ができた
- 美味だった
人類が初めて自ら食料を増やして確保するという知恵から広まり始めました。
品種改良という知恵も相まって、収穫量を増やすことで食料が増えました。
そのおかげで人類が増えました。増えた人類の食料を確保するために更に開墾することで栽培面積を広げていきました。
先祖代々当たり前に糖質を食べていたから疑いなく食べているだけのようです。
確かに美味しいのでわざわざやめようという人も江部洋一郎先生が提唱され江部康二先生が広められるまで、これまでいませんでした。
糖質は不足して困ることはあっても食べ過ぎて太るくらいで、大した害はないと思っていましたから。
糖質をゼロから見直す
そろそろ立ち止まって、糖質についてどれくらい食べるのが人間の体にとって適切なのかゼロから考えるべき時がきたのかもしれません。
何故なら病気になることがわかっていてもやめられないという糖質依存に人類の多くが陥っているのですから。
ニコチンの害がわかってもタバコがやめられない人が大勢いるのと同じで、糖質の害もこれから理解されていくと思います。
人類が大きな落とし穴になっていることが判明したのですから。
私は食料の1割か2割を糖質からとるのがベストなのではないかと考えています。