怒る・叱る・諭すという言葉があります。それらの違いを考えてみます。
怒るより叱る方が良いと思っていましたが、それよりも諭すのがベストだと私は思います。
怒る
怒るは感情を相手にぶつけているだけのことです。相手に伝わるのは怒っている・不快な思いをしているということだけです。怒る場合感情に任せて怒るので、相手に何故怒っているのか伝わりません。
怒っている人は、当たり前だと思っていることが相手に抜け落ちているので、怒っているだけのことが多くあります。しかし相手に当たり前という感覚が無いので、怒っても全く伝わりません。怒られても意味がわからないのです。
叱る
辞書によると目下のものの良くない点を指摘して強く咎めることのようです。
相手を責め立てるニュアンスが含まれています。感情に任せて怒るよりはましですが、相手が悪いことが前提なのが私には抵抗があります。ただ知らないだけのことを責めるのは可哀想にも思います。もしかしたら自分が教えるべきことなのて、そのことを知らないとして叱ってはいないでしょうか?教えるべき人が教えていないことを叱るのはルール違反だと私は思います。
諭す
辞書によると目下のものにわかるように説明して、納得するように教え導くことだそうです。
諭すには責め立てる意味合いは込められていませんので、相手が知らないだけのことを教えてあげるのですから私は最適な言葉だと思います。相手が知らないことは仕方のないこととして受け入れ、知らないことを責めずただ教えてあげる、諭すという言葉。無駄な争いを無くす魔法の言葉だと思います。
怒る、叱る、諭すの違いのまとめ
怒るは感情で責め立て、叱るは感情はないものの責め立て、諭すは責めず教え導く。
怒るよりも叱るよりも諭すを心掛けてみませんか?