怒る人の心理

怒る人の心理を考えてみました。

怒るというのは感情だから仕方ないと考えている人もいるようですが、若い頃に怒ることをやめた心理学者のアドラーによると目的があって怒りを利用しているに過ぎないそうです。(参考文献:アドラーの心理学)

怒りを利用する目的とは、相手の支配なのか、自分の正当性を認めさせることなのか状況により様々です。

怒る心理ですが、相手が自分の考えていることをわかってくれていないことに腹を立ているに過ぎません。

相手は知っているべきだと責めているだけのことです。わかっていて当然だと非難しているに過ぎません。

自分のことをわかってくれないと言って泣いている子供と本質は大して変わらないのかも知れません。子供の場合は怒っても相手にされないので、わかってもらえないことを責めるために泣くのですから。私を泣かせるなんて酷い人だと、感じてもらう目的で泣くのですから。(本人に自覚は無いと思います。人の行動には必ず目的があります。人前で泣く目的は相手を責めることだと私は思います。)

怒っている人を、何をわかってもらえなかったことを怒っているのか観察してみると面白いかも知れませんね。

怒られている当事者だとそこまでの余裕はないと思いますが、周囲で怒っている人を見かけたらこんな視点から読み解いてみてあげて下さい。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。