箱根 噴火だが噴火とよばずって誰のため?

箱根では噴火したのですが不安を避けるために噴火と言わないそうです。

誰のために噴火を噴火とは言わないのでしょうか?

周囲の住民の不安を煽ることを避けるためと説明しているようですが、情報を正確に伝えず歪めて伝える方が余程不安になるのではないでしょうか?福島原発の爆発の際、『爆発的事象』と言葉遊びをしていたことを思い出します。

イメージとか風評被害とかを心配しての噴火という言葉を避けたように思います。

余計な不安を煽る必要はありませんが、正確な情報を伝えることが大切です。正確な情報を意図して歪めて伝えることが人々の判断を誤らせ、結果的に間違った決断に誘導してしまいます。正確な情報が伝わらなかった戦時中を思い浮かべれば、正確な情報の大切さは良くわかると思います。

正確な情報を受け取り、それを不安に思うか対策に活かすかは聞いた人次第です。情報を歪めるのは、情報を流す人が聞いた人の不安を口実に、何かを隠そうとしているだけのことです。

最大の不安は間違いなく正確な情報を伝えてもらえないことなのですから、余計な不安を与えないために噴火という言葉を使わないのは詭弁です。言葉の選択は住民のためではなく、他の人達の思惑で行われています。

まずは住民の安全を目的としま言葉の選択をするべきだと私は思います。そして住民が不安に感じるのであれば、不安を解消できる更なる情報を提供するのが本来の姿ではないでしょうか?

言葉を濁すことが、生死に関わる住民のためになるとは思えません。21世紀なんですけど、意識の上ではまだ情報統制できる時代に頭が取り残されている人達がいるようです。

 

 

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。