怒る必要のない子育てを提唱していますが、赤ちゃんの頃から出来ることを考えてみました。
そこで考えついたのが、泣かさない子育てです。
赤ちゃんは泣くのが仕事って本当?という記事を書きましたが、どうやら赤ちゃんは泣く必要は無さそうです。
実は紙おむつが主流になりつつある頃に、お尻に不快感がないがために赤ちゃんが泣かなくてすむことに疑問がありました。泣かなくて大丈夫だろうか?と。成長に問題が生じるのではないかと心配していたことを思い出します。
当時紙おむつで育った人達が現在大人になっていますが、特に問題は無さそうです。
赤ちゃんや子供が泣く理由
赤ちゃんや子供が泣く理由は自分達の主張をわかってもらえないからです。赤ちゃんは言葉が話せないので、親を操るには泣くしかありません。子供は言葉が話せはしますが、どうして欲しいのか上手く言葉に出来ないので泣くことで感じ取ってもらおうとします。
わかってもらえれば、わざわざ無駄に泣く必要は無いはずです。
そして赤ちゃんにとっても子供にとっても泣くことは親や周囲の大人を操ることが目的です。思い通り操ることが出来れば成功体験として同じ行為を繰り返しエスカレートしていきます。
話が出来るようになった子供が泣いている場合、泣くのをやめるように言っても無駄です。目的が親を操ることだからです。泣くことで親が動揺していると、操りやすくなるため子供は更に輪をかけて泣き叫びます。子供の術中にはまっているのです。ちなみにその場合の対策は衝動買いの際の心理と同じで10分間気をそらすことです。まずは子供の作戦にはまらないために、動揺しないことです。
泣かさない子育てとは?
赤ちゃんや子供を見ていると泣く寸前に泣く前振り、泣こうか泣くまいか悩んでいる表情をすることが多いようです。その前振りを捉え泣く前に対応するようにするのです。
特に赤ちゃんの場合、やりたいことや希望・主張は限られています。
- お腹が空いた
- お尻が気持ち悪い
- 寂しい
- 抱っこして欲しい
- 痛い・苦しい
- 暑い、寒い
- 眠い
といったところでしょう。表情が変われば抱き方を変えるなど変化をつけて、表情が和らげば正解、変わらなければ不正解。他の原因・対策を探します。泣くまでに見つけることが出来れば親の勝ちです。泣かれたら、今回は負けですが、表情との関連を考えて次にいかすのです。
泣かさない子育てのメリット
泣かれないので親のストレスはないし、子供も泣く必要がないのでストレスがない。親子共に幸せな仕組みです。
泣くことで親を操ることを知らずに育つため、自分の主張を通すのに、泣くことに頼らない子に育つ可能性がある。
親が子供の思いを前以て感じ取って泣く必要が無い環境を作り上げることが大切です。泣くことを封じるあるいは泣くことを許さない状況を作り出す子育てをすると、子供が思いを消化出来ず歪んだ育ち方をするので注意が必要です。
泣かさない子育ては、怒る必要のない子育てに通じる画期的な考え方だと思います。
赤ちゃんや子供は泣く前に表情や仕草など無言のメッセージを出しています。それを読み取り対応することで、泣かさない子育てが出来ると思います。
実際には全く泣かさないなんて不可能です。ただ泣かれないように気をつけていることで赤ちゃんや子供に、親が見守ってくれているという安心感が生まれると思います。
子供は泣くのが当たり前・常識から、子供を泣かさないように親のできることを前もってやってみるという常識革命をしてみると子育てが変わるかもしれませんね。
ご賛同頂けたら実践してみてください。