依存の対象になるもの。
タバコのニコチンやお酒であるアルコール、ギャンブルや薬物などの依存対象は本来人間が生きていく上で必ずしも必要なものではありません。これら依存対象は必ずしも必要ではないにもかかわらず、脳に対してドーパミンの刺激を与えることで脳に錯覚を起こし、人間の好まれました。
当サイトで意外に見てもらっている唐辛子依存は少し特殊で脳内麻薬のエンドルフィンが関連しているようです。
依存対象は人間に必要ないからこそ、ドーパミンで騙すことで好まれるように仕向けたのか、本来人間に必要不必要関係なく偶然ドーパミンに作用する働きがあるのかはわかりません。
しかしドーパミンの働きがなければ、タバコはただの煙たい煙ですし、アルコールは二日酔いという体調を崩させるだけの飲み物です。ギャンブルでドーパミンが働かなければ、ワクワクすることもないほぼ必ず負ける遊びでしかありません。薬物に至っては、ドーパミンの働きがなければ何の効果もなく、ただ警察に捕まる危険物でしかありません(そもそもそんな物は取り締まり対象にはならないとは思いますが)。
依存対象は本来なら必ずしも必要ない嗜好品や嗜好対象という視点から見ると、糖質依存を引き起こす糖質の立場の合点がいきます。糖質も嗜好品であって本来なら必ずしも必要ないのかもしれないと考えます。
これまでの人類の認識では、糖質は必需品であって嗜好品という位置付けではありませんでした。まさか自分が知らない間に糖質に依存しているなど夢にも思わないわけです。中でも砂糖だけは嗜好品として認識されつつありますが、糖質も体内に吸収されれば糖となるので同じことです。甘味として直接脳に刺激を与えるか、糖質のようにマイルドに刺激を与えるかの違いです。
砂糖は嗜好品という認識になりつつあるので、課税や控えるように求められつつあります。しかし依存の本質は糖質に対するものなので、糖質が嗜好品だと認識されなければ問題は解決しないように思います。
糖質がいらないものかどうかは私にはわかりません。糖質が全くない世の中になれば味気ない生活になるのは間違いありません。しかし糖質は必需品ではないこと、嗜好品であるという考え方が広まると世の中が変わると私は考えます。