家という密室の怖さを実感しました。親がパチンコをするために全裸にして浴室に閉じ込めたことが発覚しました。
怖いのは、周囲の住人の通法で偶然発覚したことです。子供が泣き叫ぶのを不審に思った周囲の住人が通法してくれたから発覚したことを考えると、手足を縛って口にガムテープをして声や音を出せなくしていれば、発覚しなかったのです。幸いにも親と同居人がそこまで気が回らなかったおかげで発覚したようです。もし周囲の人達が気付かなければ、親が帰るまでそのままだったはずです。これが家という密室の怖さです。
家の中が安全という常識が通用しない人達が、日本国内にも存在するという事実です。多くの人にとって子供は大切なかけがえのない存在ですが、自分達の生活を邪魔する存在としかみなせない人達もいるようです。様々な制度を作っている人達にとって想像もつかない考え方をする人達が確かに存在してしまうことに目を向けるべきだと思います。
残念ながら子は親を選ぶことは出来ません。困っている子供がいれば今回のように周囲の人達が手を差し伸べてあげるしかありません。問題となるのは躾と虐待の境界線です。発覚していないだけで躾と称して虐待している親は多数いると思われます。全ての親に世間一般の常識があるとは限りません。怪しければ児童相談所に通報するのが家を言う密室から助け出す数少ない手段だと思います。怪しければ通報が当たり前で、間違っていれば笑い話になる世の中になるといいですね。
ちなみにある音楽家が子供が言うことを聞かないから子供のゲームを壊したことが武勇伝のように新聞に取り上げあれたそうです。躾と考えているようですが、子供に対するイジメのように思います。何故なら言うことを聞かせるように説明出来ない親の問題であって、行動出来ないからといって子供に責任を取らせるのはかわいそうです。それを武勇伝のように取り上げる新聞もどうかしていますね。正解は言う通りにしないと取り上げてゲームを使えなくすることです。つまり子供でも理解出来る警告を与えてあげるべきです。口で言っていたと親は主張しても、言った(つもり)から理解出来ない子供が悪いと言う理屈を振り回します。これも家の中は密室で子供は親に抗議する手段が無いことが問題です。しかもわざわざ新聞に投稿する程自分自身の行動に酔い痴れています。その間違った行動を新聞に載せることで、密室で困らされる子供が増えそうで残念です。
家を密室にしないために子供が直接SOSを発信出来る仕組みを作る必要があるのかもしれません。今の私には作り方が思い付きはしませんが…