人は泣いても無駄だとわかると泣かなくなる

人は泣いても無駄だとわかると泣かなくなります。子供はもちろん、女の人や赤ちゃんまで泣いても無駄だとわかると泣かなくなります。泣いても状況が変わらないと学習するのです。

逆に泣くことで望んだ結果になれば、次から繰り返すようになります。何度も繰り返すうちに大袈裟に泣くようになります。

子供が泣くのは泣くことで叶えたい何らかの目的があります。その目的を達成するために泣いているのです。だから泣くことを怒られても何とも思いません。怒られることは目的を達成するための試練くらいにしか考えていません。だから怒ることに意味はありません。かえって子供にとっては好都合です。怒ることは親の動揺を表しているからです。目的の達成までもう一息だと子供は察します。だから怒ると余計に泣きます。結局目的が達成されるので、次も同じことを繰り返します。

対策は泣いても目的を達成出来ないことを告げます。更に子供が困る状況を作り出します。例えばその場を立ち去るのです。この二つを同時に行うことで子供は泣いても無駄だと察します。泣くことで要求が通らないと理解出来れば泣くことはしなくなります。

これは大人でも同じですし、赤ちゃんでも同じです。赤ちゃんは泣いても相手してもらえないことがわかると泣かなくなってしまいます。手がかからなくて楽な赤ちゃんなのではなくて、もしかしたら赤ちゃんは諦めているのかもしれません。大人で平気で人前で泣くことが出来る人は、泣くことでこれまで得をしたのです。号泣議員はこれまでは様々なトラブルを泣くことで切り抜けることが出来たのかもしれません。泣いても誰も許してくれないどころか追求が激しくなるこもがわかったので泣かなくなったのです。

何かと泣かれて困っている人は、泣く目的を見抜き、泣かれても目的を達成させないようにしましょう。そのうち泣かれなくなります。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。