頭の回転数は言葉の選び方でわかる

頭の回転数は言葉の選び方でわかります。
ここでの頭の回転数とは、学校の成績や偏差値などを表すものではありません。学校の成績や偏差値は暗記力と試験というクイズを解く能力がはかられているだけです。成績や偏差値はこれから大した意味を持たなくなります。何故なら記憶力はコンピュータに負けますし、クイズを解く能力は答えのある問題を解くことに優れているだけだからです。

これからの時代を生き抜くためには、用意された答えのない問題を見つけ出し、なおかつその時点での最適解を見つけることの出来る人が求められます。

頭の回転数とはどれだけ思いを巡らせることが出来るかを表します。日頃思いを巡らせるトレーニングをしているか、余り思いを巡らせることがないかというだけです。頭の回転数とは持って生まれた頭の能力というよりは頭の使い方という意味合いです。様々な可能性に思いを巡らせた上で最適な言葉を選ぶことが出来る人が頭の回転数が高いと思います。逆に失言してしまう人は、相手の受け取り方まで思いを巡らせることが出来ないため誤解を招く表現をしてしまいます。

周りにいる言葉の選び方の上手な人は頭の回転数が高いのかもしれません。そして頭の回転数を上げることは、自分でも簡単にトレーニングすることが出来ます。それは物事を一言・二言でまとめるという作業をしてみることです。例えば人との会話で、報告なのか相談なのか質問なのかなど一言に出来るかどうかです。更に何に対しての会話かを考えてみることです。「一言で言うと○○についての質問ですか?」などと一言・二言でまとめてみるのが頭の回転数を高めるトレーニングとなると同時に、説明も上手になると思います。良かったらお試しください。

デレビで見かけるお笑い芸人さんで、一発屋で終わるか司会を務めるようになるかは頭の回転数の違いのようです。即興で言葉を選ぶことが出来る人は司会をするようになります。考えに考えてネタを作ることは出来ても即座に言葉を選ぶことが出来ない人は残念ながら、売れ続けることは難しいようです。(お笑いに関してはお笑いの心理学をご参照ください)言葉の選び方という視点で、人の言動を観察してみると、自分の言葉の選び方も上達するかもしれません。良かったらお試しください。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。