以前遊ぶと遊ばされるの違いについて書きました。遊ぶとは自分で考えて遊ぶのですが、遊ばされるとは人の考えた遊び方で遊んでもらうのです。
遊ばされる仕組みは、あらかじめ楽しみが用意されています。楽しくなるように考えてありますが、そのままでは用意された楽しみに飽きてしまうと面白くなくなります。その対策として新しい楽しみを用意することで、飽きない仕組みにより何度でも遊ばされたくなります。こうして遊ばされる施設のリピーターになってしまうのです。
遊ばされる施設では、用意された楽しみしかないので、施設側の用意した楽しみ以上の刺激はありません。得られるものは楽しかったという満足感だけです。自分で遊び方を考える必要がないので、簡単に楽しむことが出来ます。いわば快楽をお金を使って得るだけです。楽しむことが出来ますが、遊ぶ本来の目的を失っていると思います。たまには遊ばされるのも良いとは思いますが、遊ばされてばかりいると考える能力が養われないので、もったいないと思います。
更に遊ばされる施設の目的はお金です。その場で楽しみたいという「衝動買いの心理」を巧みに利用して、楽しみと引き換えにお金を引き出す仕組みが考えられています。
遊ぶとは自分で楽しむツボを探すことです。遊ぶことの出来る施設は、人それぞれの楽しみ方があります。そして人それぞれの気づきがあるのです。少し視点を変えるだけで全く違う遊びになることもあります。違う視点を見つけるのも自分で楽しいことを探す遊びの醍醐味です。
わざわざお金をかけて遊ばされに行くのと、近場でも自分で考えて遊ぶ施設で遊ぶのでは、遊ぶ施設で遊ぶ方がお金の節約・経験と二重の意味でお得だと思います。