人の落ち度を過剰に責めたい人の心理

人の落ち度や過失を過剰に責め立てる人がいます。その心理を考えてみます。

目的は自分の優位性を示すこと

人の行動には必ず目的があります。明らかな落ち度や過失を責め立てる人にも目的があります。反論出来ない状況で責め立てることで、自分の優位性を示したいのです。お店でモンスターと言われる人達は優位性を示す目的でちょっとした落ち度を過剰に責め立てるのです。目的が優位性を示すことなので、早い段階で話を終息させようとすると満足出来ないため、余計責め立てるのです。モンスターペアレンツと言われる人達も似たような心理です。先生達が言い返せないことをいいことに過剰に責め立てるのです。

過剰に責め立てることで、逆に非難される可能性があることを想像出来ないのです。自分は人を責め立てることの出来る立派な人間だと周囲に誇示する目的だけが独り歩きしてしまうのです。

ネットでは更に過剰に落ち度を追求する人達が現れます。何故なら実社会では何らかの形で個人が特定され責任を取らざるを得なくなる危険性がわずかながらありますが、ネットでは匿名で言いたい放題だからです。ネットでは実際に仕返しされる心配がほとんどないため、言いっ放しで過剰な表現を言いがちです。ネットでは絡んでもらうことが目的で過剰に責め立てる人もいるようです。

対策

過剰に責め立てることの目的は優位性の誇示なので、まともに相手をしないことです。相手をすればする程更に優位性を誇示したくて余計過剰に責め立てるようになります。落ち度は認めた上で謝罪し、話を打ち切ることです。それでも責め立てるのであれば、責め立てる目的を直接聞いてみることです。目的は優位性を誇示したい欲求を満足することとは答えられないでしょうから話が終わると思います。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。