借金で苦労する人もいれば、借金は絶対しないという人もいます。借金は金利も含めて返すことの出来るのであれば、自己責任ですから他人がとやかく言うことではありません。しかし借金を重ねる人の中には、借金することが出来た時点でお金が増えたと錯覚してしまう心理があるようです。返済に追われていると冷静に判断することが出来なくなってしまうこともあるようです。その際も返済するお金を新たに借りることが出来ると、返済した気になってしまうのです。何ら返済はしておらず、冷静に考えれば借金が増えて金利も増えているのです。新たに借りる労力が、返している錯覚に陥るようです。
家のローンでも同じです。お金が増えたかの感覚で、ローンの支払いは家賃のような錯覚に陥ります。確かに家のローンの場合は家の価値の分通常の借金と異なりますが、借金という意味では同じです。借金が支払うことが出来なく場合、担保である家を差し出しても借金は相殺される訳ではありません。家の価値が中古で目減りした分、借金だけが残ってしまいます。ここにも落とし穴があるのです。担保があるから家を差し出せば、借金は無くなると錯覚している人がいるのです。他国では借金と引き換えに担保を差し出すことで、帳消しになるようです。日本ではそうななっていないため、住宅ローンで破産してしまうことがあり得るのです。
借金は金利の分だけ余分に支払う必要があるのですが、お金を使うことに喜びを感じると借りてでも使いたくなるようです。そしてお金を借りることが出来た時点でお金が増えた錯覚に陥るので、しっかり使ってしまうのです。後で支払うのですから同じことですし、金利の分だけ損なのですが、お金が増えた錯覚で得した気分になるのです。
ちなみに一説によると、クレジットカードの取り扱いは20%売り上げを伸ばすそうです。一回払いなら金利は販売店の負担で消費者の負担がありません。一ヶ月とはいえ無金利の借金をしているのと同じことです。しかもポイントがつくので逆金利のような錯覚に陥ります。そうすると財布の中からお金ぎ減らないため、お金が増えたと錯覚し財布の紐が20%も緩むそうです。だからお店はクレジットカード会社に5%程度の手数料を支払っても売り上げが伸びるので、喜んでクレジットカードを取り扱うのです。実はお客のためではなく、売り上げを伸ばすためにクレジットカードの取り扱いをしているのです。
これらの心理を理解し、借金の罠にはまらないようにしましょう。