第三者という言葉がテレビを賑わせています。都知事の釈明会見が第三者という言い訳をした弁護士により行われました。第三者とは言葉だけで、報酬は都知事が支払うのですから都知事の弁護士でしかありません。だから言い訳なのです。
弁護士なのですから弁護するのが仕事です。客観的な視点ではなく、都知事を弁護する視点で依頼人の不都合なことは黙秘権と同様に開示出来ないはずです。
違法ではないが不適切だと表現するのは、完全に合法とは言えないため反省すべきところがあることを認めることで司法の判断を回避することを目的としているようです。
自分のお金の使い方を他人である第三者に見てもらわないと判断がつかない人が、税金の使い方を決めることが出来るとは思えません。私なら第三者という言い訳を逆手にとって「都政はいつ第三者にみてもらうんですか?」と質問を投げかけます。自分のお金の使い方がわからないくらいだから、都民のお金の使い方がわかる訳がないというポイントをつく指摘です。お得意の「第三者」という言葉を都政に使うと、それは辞任を意味するので言えないはずです。誰か取材する記者か都議会議員に「都政はいつ第三者にみてもらうんですか?」という質問を伝えてあげてください。多分都知事は固まると思います。
私は都民ではないのでとやかく言う立場にはありませんが、これだけテレビ・ネットで第三者という言い訳が蔓延るとコメントしてみたくなりました。
ちなみに都議会議員がこれ以上追求しなければ、自分達にも不適切な支出があるため追求出来ないことを表します。都議会議員の動向も楽しみに見守りましょう。