日常生活において理由を求められる場面がよくあります。
新たに行動する場面でもあえて行動しない場面でも、何故と良く聞かれます。多くの人が理由を求めるのです。
理由を聞いても意味がない
理由を聞いても、判断した根拠ではなくて相手が受け入れてくれそうな理由を探すだけなのです。つまり言い訳を探すだけです。適当な言い訳が見つからないとバレない程度の嘘をつくのです。理由を言っても解決されてしまうと、別の理由を持ち出します。正に言い訳に過ぎない証拠です。
理由・原因を聞くことに意味がないもう一つの理由は、人間は機械ではないからです。機械であれば人間が作り出したものですから、上手く機能しない原因を探すことに意味があります。人間は自らが作り出したものではないので、原因や理由を探しても意味がないのです。その場その場の様々な状況やちょっとした感情により理由や原因は簡単に変わるのです。
理由ではなくて目的を聞く
理由を聞いても本当の根拠と、後付けで探した言い訳との区別が困難です。根拠を聞くことに意味はありますが、言い訳を聞いても意味がありません。そこで行動の目的を聞くのです。
人の行動には必ず目的があります(目的論)。その目的を明確にすれば言い訳出来ません。理由のようにすり替えることが出来ないのです。