先進国の人類の一部が糖質による落とし穴に落ちてしまっている話を昨年書きました。生まれてからしばらくすると糖質を食べるのが当たり前で、糖質依存に陥っても気づかないのです。何故ならみんなが糖質依存なので、依存という異常な状態であることが認識出来ないのです。我慢出来ない程お腹が空くのは糖質依存の禁断症状ですが、みんながお腹が空くから、生理的な空腹だと錯覚してちるのです。正に落とし穴の穴が大き過ぎてみんなが穴の底にいることを理解出来ないのです。
糖質依存という大きな落とし穴
糖質回避により糖質依存という大きな大きな落とし穴から抜け出すと、落とし穴に落ちていたことを初めて正確に認識出来ます。糖質を食べているうちは落とし穴の中にいることを理解出来たとしても、どれほどの落とし穴なのかを正確に認識することは出来ません。何故なら普通の人は依存対象を客観視出来ないからです。本来なら客観的事実に基づいて判断すべき医者ですら、糖質依存者は糖質に対する歪んだ欲求を認めようとしません。そして落とし穴に落ちていることを認めません。
落とし穴を抜け出すと
糖質回避により糖質依存から抜け出すと、落とし穴の全容が理解出来ます。現実に落とし穴に落ちた場合、落とし穴の中からは落とし穴の大きさは理解出来ないと思います。落とし穴が大きければ大きい程外に出なければ理解出来ません。逆に落とし穴から抜け出すと、如何に大きい落とし穴だったのかを認識することが出来ます。
糖質を食べないことで、改善される病気は多々あります。一番わかりやすいのが肥満です。糖質依存により糖質の自己抑制が出来ない結果太るだけのことです。糖質依存から抜け出すと痩せるのは当たり前のことです。糖質制限がもてはやされましたが、糖質依存の概念を理解し落とし穴から抜け出した人々からみれば取り立てて騒ぐことですらありません。水が高いところから低いところへ流れるように、糖質依存で糖質を食べ過ぎれば太り、糖質依存から抜け出して糖質の量が減れば痩せるだけのことです。
糖質回避により改善する病気は他にも多数あります。各種アレルギーや自己免疫性疾患、2型糖尿病も治ります。糖質に伴い塩分も過剰摂取することで高血圧も発症するようなので、糖質回避により高血圧も治る可能性があるのです。糖質が免疫機能に作用ことから、発症機序のよくわかっていない特発性といわれる病気の大多数の原因ではないかと考えています。
私は糖質依存から抜け出すことで6割から8割の病気が治る可能性があると考えています。なかなか治らない慢性感染症や癌も糖質による免疫機能障害が一因だと思います。癌まで糖質の影響で発症するのであれば、8割近くの病気が治る可能性があります。
毎日普通に糖質を食べておられる方は、もしかしたら今いるところが落とし穴の底かもしれないと考えてみてください。落ちている落とし穴が大き過ぎて、落とし穴だと理解出来ないのです。日本人の多くの人が落とし穴に落ちていると想像してみてください。落とし穴から抜け出した人は、落とし穴に落ちている人を哀れ気に見ているのです。
貴方も糖質回避により落とし穴から抜け出しませんか?