ある国の洗濯機が爆発するそうです。世界中で100件もの事故が起きているそうです。日本の企業であればPL法の兼ね合いもあるため、即座に対応するでしょう。その企業の驚くべき対策は「デリケートモード」の使用を推奨したそうです。携帯電話の発火事故も起こっています。
企業の目的が利益を追い求めているからでしょう。日本の企業もほんの数十年前までは利益ばかり追い求めていたため、公害問題を引き起こしました。最近では安全性を確保することが前提で、利益を求めています。
日本より数十年遅れで目先の利益に振り回されているのでしょう。安全性が第一だと気付いてもらうことを待つしかないのかもしれません。船の沈没事故でも利益優先でした。
企業が利益を追い求めるのは仕方ないことかもしれませんが、21世紀になっても安全性よりも利益を求めるのは残念なことです。「利益は企業のためならず」という理想の追求は無理でも、少なくとも安全性は確保する考え方になって欲しいと思います。安全性を犠牲にして利益だけを追い求めること自体が結局自分達を追い詰めることを知ることになるのでしょう。
安全性を確保することが企業にとって一番お得だということを多くの日本の企業は理解しています。日本の企業の製品は万が一に備えた安全性まで考えているから高くなってしまうのです。性能だけ真似してもハリボテのようなもので、安全性の担保が無ければこれからは誰にも相手にされなくなるでしょう。
日本の企業と某国の企業とでは、前提が全くことなるようです。多くの日本の企業は安全で当たり前、某国の企業は利益最優先が当たり前。世界中で安全が当たり前の世の中になることを願っています。