果物やお菓子は糖質なので病気を避ける理想の食べ方からすると、わざわざ食べなくて済むなら食べない方がよさそうです。
果物はビタミンが取れるから食べた方が良いと信じておられる方もおられますが、どうやら間違いのようです。確かに果物によりビタミンCは取れるものの他のビタミンは大してとれないようです。ビタミンCを多く摂ることで何らかの病気を避けることはできるかもしれませんが、全ての病気を予防できるわけではありません。逆にあまり知られてはいませんが果物を食べ過ぎることで病気が引き起こされることがあるのです。その代表劇なものはニキビです。ニキビを治そうとしてわざわざ果物を食べてニキビを作ってしまっている人までいます。
お菓子はビタミンCすら含まれていないので、娯楽でしかありません。果物もお菓子も食べずに済むのであれば食べないことが理想です。しかしこれまで食べていたものを突然食べないように意識を変えるのも難しいのが現実です。そこで果物やお菓子の理想の食べ方を提案してみたいと思います。
理想の食べ方
病気を避ける理想の食べ方の目的は血糖値を出来るだけ上げないことです。
果物やお菓子の食べ方においても、理想の食べ方は血糖値の上がりにくい食べ方を考えることです。
一度に食べる糖質の量が多ければ多い程血糖値は上昇してしまいます。小分けで食べることで一時的に上昇した血糖値をその都度下げることで、急激な血糖値の上昇を避けることができます。
糖質以外のものを先に食べることで糖質の吸収が阻害されるため、血糖値の急上昇を避けることができます。
具体的な果物・お菓子の理想の食べ方
果物・お菓子はおやつの時間
果物やお菓子を食べる場合、食前や食後は避け食事とは切り離して間食の時間に食べる方がよさそうです。食事とは別の時間に食べる方が良い理由は食事で食べる糖質と果物やお菓子の糖質を足し算にしないことです。一部では食前なら果物を食べて良いという主張をしている人もいますが、食事と足し算になるため前でも後ろでも結果は変わりません。ちょうど算数の足し算はの法則と同じです。先に足して(食前)も後で足して(食後)も結果(食後血糖値)は変わらないというこです。足し算にならないように食事から時間をあけて血糖値が下がってから食べる方が良いと思います。
つまりデザートという足し算は理想の食べ方ではなさそうです。
果物・お菓子の前にオカズを
糖質を食べる場合、糖質以外のものから食べる方がよさそうです。食事の際はオカズから食べる方が良いのですが、果物やお菓子を食べる場合にもオカズから食べる方が理想的です。何故なら糖質以外のものが糖質の吸収を阻害してくれるから血糖値の急上昇を避けることができるからです。ただし食事と異なりオカズがないので、オカズ代わりになるものを先に食べてから果物やお菓子を食べるようにするのです。オカズ代わりは糖質以外のものであれば何でも構いませんが、手軽に食べることのできるゆで卵やチーズ・ソーセージ・枝豆・ナッツ類をオカズ代わりに食べてから果物・お菓子を食べる方が良いと思います。
オカズを食べてから果物・お菓子を食べるメリットは3つあります。
・心理的なハードル(果物・お菓子が美味しくて闇雲に食べることを心理的に抑える)
・物理的な阻害(オカズでお腹がいっぱいになるため、食べ過ぎを抑えることができる)
・吸収阻害(胃腸の中でオカズが糖質に混ざるため、吸収を邪魔する)
一度にたくさん食べない
病気を避ける理想の食べ方で書いたように一度に糖質をたくさん食べると血糖値が急上昇し様々な病気を引き起こします。いくらおやつの時間にオカズを食べてから果物やお菓子を食べても、一度にたくさん食べてしまうと台無しです。小分けで食べる方がよさそうです。
患者さんによってはミカンを箱買いし、腐りそうになったため急いでたくさん食べて症状が出た方も何人かおられます。全ての糖質に共通することですが、一度にたくさん食べないことです。
果物やお菓子は美味しくてついつい食べ過ぎてしまいます。食べ過ぎを避けるためにもあらかじめオカズを食べてから果物やお菓子を食べる方が良いと思います。
どうしても甘いものを食べたい場合には糖質0のチョコレート(ロッテ ゼロ 50g×10個)がおすすめです。