ヒトは争いを避けるために白目を獲得

以前は現代人が近視に陥る理由を書きましたが、今回は人類が白目を獲得した話です。ヒトは争いを避けるために白目を獲得しました。

争う為には白目がない方が有利です。その証拠にゴリラは白目部分も黒っぽく黒目と白目の境界が曖昧です。これは争う際に視線の方向を察知されると不利になったため、白目がはっきりしているゴリラは自然淘汰され子孫が残らなかったためだと考えられています。

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ヒトはゴリラ程争うことをしないため白目がはっきりしていても不利にならなかったようです。そして同じものに興味を持つことで仲間意識を持ち争いを避けるために白目がはっきりしたようです。つまり争いを避け仲良くするために白目がはっきりしているのです。

このことは遺伝的に考えれば人間は仲良く出来ることを運命づけられているといえるのではないでしょうか?
まだその仲良くする方法を見つけることができていないだけであってほしいと思います。白目は近い将来争いのない世界を作ることができることを示唆していると私は信じたいと思います。

1歳の子供でさえ、人の視線の先を見る癖があります。こうして人の興味あるものに自分も興味をもつようにして、争いを避けることを学んでいくのです。

人類は地球に生命が誕生してから何億年もの集大成のような状態だと私は考えています。様々な環境における自然淘汰の結果、人類に白目があるということは、最終的には争いを失くせると進化の歴史が教えてくれていると私は感じています。
私たちが生きている間に争いのない世界が実現するといいですね。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。