医学雑誌は科学ではなくなりつつある

医学雑誌は科学的であるべきです。最新の医学的な知見を載せるべきですし、科学とはそういうもののはずです。しかし最近聞いた話では医学雑誌は科学的に正しいかどうかではないところで、掲載・不掲載が判断されることがあるそうです。教えてくれた人に迷惑がかかってはいけないので詳しくは書けませんが、手軽に治せる治療法が最近投稿されるようになっても掲載しないそうです。不掲載の目的が手軽に治せる治療法が広まると開業医の経営が成り立たなくなるため掲載しないことが多いそうです。医学雑誌の掲載・不掲載を審査する医者がいるのですが、知人がその人から聞いたという話です。

本来医学は患者さんを治すために新しい知見を検証すべきです。医学雑誌は病気を治す手軽な手段が見つかれば積極的に掲載し、患者さんの利益になることを広く伝えるべきです。患者さんのためになると思って投稿した医者も、まさか他の儲かる治療法が廃れてしまうから掲載してもらえないなど夢にも思わず投稿していることでしょう。

スポンサーの利益のためになる情報を掲載する市販の情報誌のようにと同じように、医学雑誌が会費を払ってくれる医者の利益にならない情報を掲載しないのは悲しいことだと私は思います。

医学が科学であれば、病気を治す方法があれば掲載すべきです。誰かの不利益になるからという経済的観点から掲載を見送ることがあってはいけないはずです。しかし現実には手軽に治す方法の掲載は見送られてしまうという対応が現実にあるそうです。伝聞なので確かかどうかはわかりませんが、事実だとすれば志の低い医者が多いことを表していると私は思います。

医者の目的

医学雑誌が簡単に治る治療法の掲載を見送る目的は、これまでの治療法の儲けを損なわないことです。

新しい簡単な治療法を投稿する医者の目的は、患者さんの病気を治すことです。
掲載を見送るように働きかける医者の目的は治療そのものです。治療しなければお金にならないため、治療をしたいのです。簡単に治ってしまっては治療できないため、困ると考えるのです。
私は決してそのようなことはありませんが、多くの医者がこのように考えてしまうのかもしれません。
病気を治すことが目的という志のある医者だけが適切な治療を行い、治療そのものが目的の医者は延々と治療を続けるのかもしれません。

私がこのサイトの内容を論文投稿しない理由

何人かの患者さんから論文投稿を勧められましたが、私はこのサイトの内容を論文投稿する気がありません。論文の体裁を整えて投稿することが苦手だからなのですが、論文の体裁、つまり医学雑誌の作法に従って投稿する意味がないと考えています。私は正しいと信じていることなので、他人に審査してほしくはないのです。読んだ人が各自判断して受け入れてもらえれば良いのです。一種の宗教のようなもの(論理的宗教)です。信じるものが救われれば良いと思いますし、このサイトの理屈が真実なので、受け入れるか受け入れないかの問題ではなくいつ受け入れるのかという問題でしかないのです。

投稿しない最大の理由は、多くの医者が自分たちの利権を失うため受け入れないだろうと考えているからです。このサイトに掲載していることは、医者にかからなくても病気が治ってしまうからです。自分たちの存在意義を失ってしまう内容なので到底受け入れることはできないでしょう。ましてや治療もせずに食べ方で病気が治ってしまう理屈など、上記の内容をはるかに凌ぐ話です。投稿しても恐らく受け入れられることはないだろうと考えていたため、最初から投稿する気はありませんでしたが、私が予想したことを裏付けるエピソードを聞くことができました。

もう一つ論文投稿しない理由があります。それは医者に教えてあげる必要がないことです。患者さんに食べ方を直接伝えてしまえばよいからです。通常病気を治療するのは医者の仕事です。薬や手術により治すしか方法がありませんでした。だからその選択肢の一つとして医者に理解してもらう、あるいは医者を説得する必要があったのです。治療法という情報と治療法を医者が独占していたため、少し前までは医者に従うしかなかったのです。
しかしこれからは違います。インターネットの発達により治療法という情報が医者も患者さんもアクセスしやすくなりました。治療法といっても玉石混交で怪しい情報もあるため取捨選択が必要ではありますが、少し前よりは遥かに簡単に治療法という情報を手に入れることができるようになりました。わざわざ手間をかけて医者を説得しなくても、食べ方を患者さんに伝えるだけで、医者にかかることなく病気が治ってしまうのです。その一つが私が治した2型糖尿病です。私は糖質を控えると治るという情報を整理してわかりやすく伝えただけで、薬を一切使うことなく治してしまいました。血液検査をさせてもらいデータは取りはしましたが、完全に糖質をやめることができれば1か月ごとの検査すら必要がなくなります。半年後に念のため血液検査で確認する程度で済んでしまいます。糖質を控えるあるいは病気を避ける理想の食べ方によりアトピー性皮膚炎ニキビ、円形脱毛症などが治ってしまいます。

そもそも医者が科学者ではないのかもしれない・・・

私は医者は科学者の端くれであるべきだと思いますが、残念ながら多くの医者は科学者ではないのかもしれません。何故なら病気を治すことが目的ではなく、治療(お金)が目的の医者が多くいるからです。経営があるから治さず治療を継続することを優先する医者もいるようです。
医者の利権を守るために科学的な情報を掲載しない医学雑誌が存在するのですから、その医学雑誌を読む医者も科学者とは言えない状態なのかもしれません。

病気の治療をすることが目的ではなく、病気を治すことが目的の医者を見極めて医者を選ぶべき時代がやってくるのかもしれません。

どうやったら治せるのか医者に聞いてみることです。実践できるかできないかは別にして治し方の道筋を提案してくれる医者は病気を治すことが目的の医者かもしれません。しかし最初から治す気のない医者がいることも確かです。現代の医学では治せない病気があることは仕方がありませんが、もしかしたら治療を継続したいがためにあえて治さないのかもしれません。長年治らない病気でお悩みでも、医者を変えるとあっさりと治る病気もいくつかあります。

医者を選ぶのも寿命のうち

誰かから聞いた話です。悲しいことですが、事実のようです。

 

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。