当たり前すぎて平和の有り難みを意識出来ない人もいるとは思いますが、平和に対する押し売りが散見されて私は悲しく思います。私が平和の押し売りのように感じてしまうのが8月6日が小学校の登校日ではなくなったことを報道する姿勢です。
平和は平和ではないことを知らなければ実感出来ません。だからこそ平和学習は大切だと思います。しかし8月6日が登校日では無くなったからといって平和の意味が変わる訳ではありません。逆に8月6日を登校日では無くしたことを問題にするのは不謹慎狩りの心理なのではないかと危惧します。8月6日を登校日から外すのは不謹慎だという考え方が根底にあるように私は思います。登校日が変わったからと言って8月6日の意味が変わる訳ではありません。実際に報道されている方も悪意があって8月6日の登校日が変わることをわざわざ報道される訳ではないと思います。
登校日は教師と児童とその保護者の問題です。問題と関係無い部外者がどのように思おうと、口出しするのは越権行為です。争いの元は他人の問題に口出しすることから始まります。平和の話をしながら他人の問題に口出しをするのは、争いの種を蒔いてしまっているように思います。
少なくとも自分が困らない問題で他人を非難や口撃することはやめましょう。それが平和の第一歩です。
教師や児童・その保護者からやはり8月6日は登校日に戻して欲しいという要望があれば、改めて検討すれば良いのではないでしょうか?8月6日を登校日から外すことに、もし憤りを感じてしまうのであれば不謹慎狩りの心理に陥ってしまっているのかもしれません。平和のために心を鎮めるようにしましょう。
平和は争う心を捨て去ることから生まれます。自分が正しいから自分に従えという考え方は平和を振りかざした押し売りに思えます。
平和はまず自分が争う心を捨て去ることが第一歩です。何故相手が憤るのか理解することが第二歩です。お互い歩み寄ることの出来る解決策を見つけるのが第三歩です。
8月6日の登校日にこだわるよりも、どうすれば子供達に平和の有り難みを理解してもらえるかを報道して欲しいですね。
明日は72回目の広島の原爆の日です。長崎の原爆の日8月9日と共に理不尽な暴力で死ぬことのない平和の有り難みを思い起こすようにしたいですね。
平和のために自分に何が出来るかを考えたいですね。