感情で反対する人達

物事を理屈ではなく感情で反対する人達がいます。論理や理屈は言葉で伝えることは出来ますが、感情は人それぞれで感じ方が異なるため他人が正確に理解することは不可能です。感情で反対する人達と理屈で話をする人達の会話が成り立たないのは理解出来ないからです。

感情で行動するのは動物的です。何故かは説明出来ないけど反対ということです。よく分からないけど嫌という話です。

人間が他の生物を圧倒する程発展しているのは論理や理屈でお互いが理解し合えるからです。AだからBをする。CだからDはしてはいけない。何故ならこういう理由があるからといった具合です。再現性があることが特徴です。

論理や理屈が優れているのは異なる状況になっても、論理や理屈に沿って修正が出来ることです。感情で反対しているととにかく反対なので、修正が出来ません。どのように修正すれば賛成出来るのか自分でもわかっていないのです。感情で反対する人に対して、理屈が通じないとして憤ることがあるのは、そもそも理屈で物事を考えていないからです。感情で行動・判断しているので、そもそも理屈で考える発想がないのです。

感情で反対する人達を蔑む訳ではなく、現実として動物的なのです。何故なら論理や理屈で物事を考えていないからです。感情で反対する人はどれだけ優れた理屈でも考えを変えようとはしません。究極の感情、好きか嫌いかで判断しているのですから、嫌いなものは嫌いなのです。だから嫌いなものに対してどれだけ優れた理屈を並べられてもシャットアウトしてしまうので、会話が成り立たないのです。

感情での反対の判別法

感情での反対と論理や理屈で考えた上での反対かの簡単な判別法があります。どうすれば賛成出来るのか、とのような条件や状況なら賛成出来るのか、賛成出来る条件を聞くのです。この賛成するための必要条件を答えることが出来れば論理や理屈で物事を考えていると思います。逆に反対はとにかく反対としか言わない人は動物と大して変わりません。お猿さんでも反対は出来ます。2歳の子供でも感情で反対することは出来るのです。嫌々と駄々をこねて受け入れないのです。親が諦めるのを反対!反対!と嫌々をして感情で反対しているのです。

とにかく反対という感情で反対する人達は2歳児なんだと解釈し、生暖かい目で見守ってあげましょう。

感情での反対の対処法

議論の際、感情で反対する人に無駄な時間を潰されないために、どうすれば賛成出来るのかその条件を教えて下さいと伝えましょう(参考:言い訳人間の対処法 出来る言い訳を聞く)。とにかく反対で反対の理由をまくし立てるのであれば、反対する言い訳をして論理や理屈で物事を考えることが出来ないことを隠そうとしているに過ぎません。他人の感情をお互い理解することは出来ないのですから、感情での反対を議論しても時間の無駄です。反対であることは承り、感情での反対とは議論を避けるようにしましょう。

議員でも感情で反対する人達がいます。感情で判断する人達の共感を集めて議員になったのかもしれませんが、感情を元にした話し合いは不可能なので本来は議員には向いていないのです。何故なら論理や理屈のすり合わせが出来ないので、議員の仕事である物事の最適解を探すことが出来ないからです。

感情で反対する人達を論理や理屈の土俵に引き上げる、出来る言い訳を聞くという考え方、もし良かったら取り入れてみて下さい。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。