過去は誰にも変えることが出来ません。その過去を持ち出す人がいます。その心理を考えてみます。
過去を持ち出すのは目的があります。何故なら人の行動には誰しも必ず目的があるからです(目的論)。過去を持ち出すのも目的があるはずです。考えられる目的は、過去を持ち出して相手を自分の思い通りに振り回すことです。過去を使って自分が有利になるように仕向けることが目的です。だから過去の行動が酷い酷いと責め立てるのです。目的が有利に事を運ぶことなので、過去の行いを謝罪したとしても気が済まないと感情的に訴えます。目的が謝罪ではない証拠です。償いの対価を求めて過去を都合の良いように振り回します。
過去を持ち出す人の心理は、結局償いとしての代償を求めているに過ぎません。多くの場合がお金を求めているのです。過去を利用して楽をすることが目的です。
過去にこだわることに意味はありません。何故なら過去は変えられないからです。確かに相手に迷惑をかければ相応の償いは必要だとは思います。しかしいつまでも過去にこだわるのは、その過去を利用して楽をすることが目的です。
何かと過去を持ち出す人とは距離を置く方が良いと思います。ましてや何十年も前の過去を持ち出して言いがかりをつけてくるような国は、付き合い方をよく考える方が良いでしょう。
過去はこだわるものではなく、学ぶものです。先人の行動である歴史という過去から学び、間違いを繰り返すことのない未来を切り開きましょう。