24時間はテレビ局を救う

あるテレビ局で24時間テレビ放送がされています。はじめた当時、夜中は放送は休止することが当たり前でした。その点で24時間放送することは画期的でした。更にチャリティーというコンセプトも他には無かったため、意味があったのだと思います。

私が残念に思ったのはチャリティーとして大勢の人に募金を求めながら、自分達は商売にしている点です。人に募金を求めるのですから、当たり前にテレビ局の売り上げ、出演者の出演料も全て寄付されていると誤解していました。出演料などで週刊誌では騒がれていますが、少なくともテレビ局が公式にCM料など収益を全て寄付しているとは発表してはいないようです。収益を全て寄付しながら公式発表しないような奥ゆかしい企業だと良いのですが…。私の想像の範囲内であれば公式発表していない時点で、チャリティーとしながら当日の収益を寄付してはいないのではないかと思います。出演者が出演料、テレビ局が収益を全て寄付しているのであれば心より応援させて頂きます。しかし商売としてやっていながら、人に募金を求めるのであればそのことを公表した上で募金を募るべきだと思います。何故なら誤解してしまう人が多いからです。

愛が地球を救う

がスローガンのようですが、

24時間がテレビ局を救う

が真実ではないでしょうか?噂によるとイメージアップに繋がるので企業は積極的にCMを出すそうです。目的がチャリティーではなくてテレビの収益なのでテレビ局を救うと表現してみました。テレビ局を救うついでに寄付を集めているように思います。はじめた当初は純粋にチャリティーの気持ちから始まったのかもしれませんが、今はお金を目的にしているように見えてしまいます。誤解であって欲しいと思います。

資本主義の世の中ですから私企業が行う経済活動は自由に行っても良いとは思います。しかし視聴者に誤認させて募金を募るのは反則だと思います。いわば募金箱を持っている人がアルバイトで給料をもらっているような状態です。

以前は独特の募金箱を見かけたらしていましたが、このことに気付いてから募金はやめました。まずはテレビ局が24時間の収益全てを寄付してから人に寄付を求めるべきだと私は思います。24時間の収益全てを寄付するようになれば喜んで寄付したいと思います。

24時間はテレビ局を救いますが、愛があると良いですね。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。