突然衆議院議員の解散が決まりました。解散についていろいろなこと言っておりますが釈然としません。
消費税増税分の使い道の見直し、北朝鮮問題の対応を争点にあげて解散したようです。元々議論になってはいない問題を争点としてあげてきたため釈然としないのです。
解散の目的を質す
私は人間の行動は必ず目的がある(目的論)ため、この時期に突然解散することにも目的があるはずです。その目的を聞くのです。
消費税増税分の見直しや北朝鮮問題の対応を衆議院解散で問いたいのであれば、自分達の行いに自信がないから選挙で判定してもらうという『意味』ですか?と私なら質問します。自信はあるが信を問うという返事であれば、信を問うのは言い訳ですね?本当の目的を教えて下さいと質問することです。
議論のない争点を突然振りかざす目的を教えて下さい。と詰め寄ることで本音が引き出せると面白いですね。
解散の目的を想像する
実際には目的は明かされないでしょう。私の想像の域を出ませんが、今なら勝てるから勝つことが目的だと思います。その布石が先日書いたJアラートではないかと邪推しています。私の頭では他に目的が思い浮かびません。憲法改正を争点するのであれば目的はわかりますが、今回は掲げてはいません。大勝出来ればドサクサに紛れて憲法改正を試みるつもりでしょう。
本来であれば政治が目的で選挙は手段のはずですが、今は選挙が目的で政治が手段のようで残念です。
諸外国に対する対外的には保守政権の方が安全な気はしますが、国内は選挙のために政治が歪められているように思います。かといって他に任せられる選択肢がなければ解散の目的は自ずと達成されてしまうのでしょう。
戦国時代であれば争いの費用は自分の裁量で捻出して戦っていましたが、数百億円もの他人の費用をかけて選挙という争いをする。他人のお金を使っている感覚のある人がこの国を治めるようになって欲しいものですね。
この国はどうなるのでしょうか?