残念なことに昨年夏に死んでしまったお子さんが自殺であると認められたようです。
いじめで中3女子自殺に思うに書きましたが人が何人か集まれば、いじめは起こってしまいます。勿論いじめを肯定する訳ではありませんし、いじめは起こらないに越したことはありません。しかし動物でもいじめは起こるのですから幼稚な人間がいじめをしても仕方がありません。問題はいじめを放置してエスカレートすることです。いじめをしている本人達はいじめという自覚が無いことが多いため、第三者がいじめだからやめようと制止するべきなのです。残念ながら自分達でいじめだと気付くことはほとんど出来ないと私は思います。
元々動物によるいじめは、自分よりも弱い仲間をいじめることで自分の生存確率をあげるために行われます(参考:動物がイジメをする理由)。現代社会における人間は他人をいじめても自分の生存確率をあげることは出来ないことを教えてあげましょう。他人をいじめることで、他人より優れていると錯覚するだけです。他人を思いやる心を育むことなくある程度成長してしまったため、他人をいじめてしまうのです。
動物でのいじめは死んでしまうまで行われるそうです。救済策はその群れから引き離すことしかないそうです。動物のいじめは他人を思いやる心が無いのですから仕方がありません。仲間というエサを奪い合う「敵」なのでいじめることで追い落とすのです。人間の仲間はエサを奪い合う「敵」ではないので、仲良くしようと伝えることです。
学校でのいじめの対策
私がいじめ対策を作るなら、いじめが起こるのは仕方がないので、小さないじめのうちに解決するようにします。いじめがあってはならないと理想論を主張することに意味はありません。
具体的には段階を追って対策を取っていきます。
①個人名を出さずにいじめになる具体例をあげてみんなに説明して注意を促すのです。いわばまず名指しではない警告をするのです。本人が自覚すればやめる可能性があります。この時点でやめることが出来れば誰も傷つかずに事をおさめることが出来ます。
②いじめをしている本人が鈍感で自分のことだと気付かない可能性もあります。その場合にはいじめをしている本人に名指しで警告をするのです。「貴方のしていることはいじめですよ」と伝えることです。
③名指しの警告でもいじめをやめない場合、いじめた本人にペナルティーを課すのです。
現在のところいじめが解決しない場合、止むを得ずいじめられた子が転校しています。しかしそれでは転校した先でもいじめられる可能性が高くなります。対策としてペナルティーも含めて、いじめた人間を転校させるのです。二回名指しの警告で改善しなければ、転校することにしてしまうのです。
いじめている人間が突然誰も友達のいない学校に転校することになれば、かなりの抑止力となるはずです。複数人でいじめを行なっている場合、分散して転校させることにするのです。
このような仕組みを作り上げて、いじめる人間に警告をはじめればかなりの抑止力が働くと私は思います。ただ証拠を残さないようにいじめが陰湿化する可能性があるため、注意が必要だと思います。
大切なこと
もう一つ大切なことはいじめがあることやあったことで先生を責めてはいけないということです。いじめの放置を責めるべきであり、いじめがあることを責めるべきではありません。ちょっとしたいじめはどこにでも起こりうるからです。いじめがあると責められるのは嫌だからいじめをなかったことにする心理が働き、見て見ぬ振りをしてしまうのです。いじめが起こるのは仕方がありません。大事に至る前に対処するべきなのです。
今後はいじめを見つけた先生を褒めるべきだと思いますし、解決した先生は表彰しても良いのではないかとすら思います。
生徒がいじめを受けていることを訴えても放置した場合、担任を外す、転勤させるなど教師に対する警告やペナルティーの仕組みを作るべきなのかもしれません。いじめを知った上で放置するのはいじめに加担しているのと同じです。そもそも放置してしまう教師は、教師という職に向いていないのだと思います。
今いじめられている人へ
そして今いじめられている人は誰でもいいので、誰かに助けを求めましょう。助けを求められた人は自分でいじめをやめさせることが出来なければ、更に誰かに助けを求めましょう。助けを求める声が大きくなれば、誰かが助けてくれるはずです。もし万が一助けを求めても、誰も助けてくれなければ、学校から逃げ出せばいいんですよ。そんな学校なんて行かないのが正解、逃げるが勝ちです。大切な自分の命をなくしてしまう程、真面目に相手にすることなんかありません。誰も助けてくれないなら学校なんて行かなくていいんです。
学校に行くことより、あなたの命の方が大切だから
早くいじめがない世の中が来るといいですね。