慢性蕁麻疹が糖質回避で改善?

慢性蕁麻疹の患者さんがお一人改善しました。タイトルの?は症状が楽になるもののまだ蕁麻疹が出るため?をつけています。

糖質を2・3割程度減らされたそうです。蕁麻疹の出方が半分程度におさまってきたそうです。

お一人は慢性蕁麻疹で糖質をやめても蕁麻疹が続く方がおられるので、蕁麻疹に対する糖質回避の効果はまだわかりません。

糖質回避と同じタイミングは偶然かもしれませんが、改善している情報は、糖質が関係あるなしに関わらず喜ばしいことです。

完全にやめることで慢性蕁麻疹も失くなるといいですね。

糖質回避で慢性蕁麻疹が改善する病態(仮説)

お一人は糖質完全回避で改善せず、お一人は軽度糖質回避で改善している病態を考えてみます。

血糖値が上昇することで糖化産物が産生され、糖化産物が何らかの機序でアレルギー反応から蕁麻疹を引き起こす可能性が考えられます。

糖化産物が一定量たまるとアレルギー反応の引き金を引く可能性があるため、糖化産物の半減期(代謝・排出され半分になる期間)によって改善するまでの期間が異なる可能性が考えられます。糖質をやめてもしばらく糖化産物が体内に蓄積しており、症状が改善しない可能性が考えられます。

また症状を引き起こす一定量をはるかにこえる量の糖化産物が蓄積していると、改善までに時間がかかるのかもしれません。

仮説が正しいとしても、原因となる糖化産物の半減期とアレルギーを引き起こす一定量の兼ね合いで症状が改善するまでの時間が人によって異なる可能性が考えられます。

引き続き分かったことがあれば掲載していきます。

糖質回避・糖質制限が広まらない理由

糖質回避・糖質制限が広まらない理由を考えてみました。

考えついた理由は2つです。一つは伝達手段の大人の都合、もう一つは受け入れてもらえない

伝達手段

情報が広まるには情報が拡散されることが重要です。一番の情報拡散ツールは今のところまだテレビです。インターネットはプル型(引き出し型)に対してテレビはプッシュ型(押し出し型)の情報伝達手段です。欲しい情報がわかっている人にとっては、インターネットは欲しい情報を取り出す最適のツールです。テレビはただつけておくと情報を垂れ流します。何を知れば良いのかわからない人にとってはある程度有意義な情報を垂れ流してくれるテレビはありがたい存在です。

問題はテレビの情報は偏りがあることです。テレビで放送する目的が正しいことを伝えることではありません。(私はそうだと思いと思っていますが、現時点では残念ながら違います。)

テレビの放送する目的

テレビの目的は利益のようです。資本主義ですからある意味では仕方が無いとは思います。利益が目的のためスポンサーが一番大切であり、次に視聴率が大切です。視聴者は利益を確保する手段であり、満足してもらうことが目的ではありません。

スポンサーと視聴率には逆らえない

糖質回避・糖質制限で痩せることが出来るとダイエット関連スポンサーは困ります。糖質回避・糖質制限を放送するとダイエット関連企業は多少難色を示すでしょう。スポンサーが減っている昨今、糖質関連の放送するとスポンサーをやめるというやり取りは容易に想像できる話です。

糖質をやめることで2型糖尿病が治る事実も不都合な会社があります。糖尿病の薬を販売している製薬会社です。製薬会社は有力なテレビスポンサーなので、糖質と糖尿病の関係も正確にテレビを通じて伝えられる可能性は低そうです。

唯一スポンサーの縛りが無い放送局がありますが、残念ながら視聴率を気にしているのが現状です。視聴率が取れそうな見込みがなければ、放送されないのです。

スポンサーと視聴率でテレビが動いている時点で、質関連の放送は期待できないようです。

かつての薬害問題も利益優先で人命や健康が置き去りにされていました。

今回もそれに近い状況だと私は思います。糖尿病薬メーカーの都合で、糖質の害を報道しないようです。

国民のためには報道するべきだと思うのですが、世の中は正義ではなくお金で動いているのですね。つくづく実感します。

ちなみに盲腸(虫垂炎)で死ぬことがあっても内科の先生が手術を否定していた時代、手術を広めたのは当時最新のメディア新聞だったそうです。(参考文献:炭水化物が人類を滅ぼす)

受け入れてもらえない

人は常識を元に考えて快適な生活しています。その常識を遥かにこえる話は非常識なこととして検討に値しないととして、最初から拒絶するのです。常識に外れたものは無駄なものとした取り除くように頭の使い方が慣れています。(常識について)

食べ物で糖尿病が治るとかアレルギーが治るとか、これまでの常識では理解不能です。

もしかしたらあり得る?

もしかしたらあり得るかも知れないと考えることです。拒絶してしまえばそこで終わりです。もしかしたらと考えることです。

百聞は一見にしかず

事実は事実です。その事実をどのように解釈するかは各個人の問題です。太陽が地球の周りを回るようにみえますが、地球が動いていると解釈するのか太陽が動いていると解釈するのかは各個人の問題です。

事実からもしかしたら?と考えて、自分の常識の殻を破ることをお勧めします。

常識の入れ替え方は詳しくは常識革命をご覧ください

太る原因 糖質?カロリー?

太る原因を考えてみます。
糖質でしょうか?カロリーでしょうか?どちらも理屈の上では間違ってはいないはずなのに、糖質回避の方が痩せやすいのはなぜでしょうか?理由は簡単です

太る原因は糖質だからです。

糖質で太る原因は二つあります。
炭水化物は優先的に脂肪になることと、糖質依存です。

炭水化物は優先的に脂肪になる?

炭水化物が消化されブドウ糖として吸収されます。
このブドウ糖が実はエネルギー効率が悪いそうです。
しかも高濃度になる高血糖の状態になると身体にトラブルを起こす毒になるのです。
エネルギー効率が悪くて、毒にもなるブドウ糖。
大量にあればできるだけ速やかに使うのが合理的なはずです。
余るようなら脂肪として蓄えるのです。

身体にとって炭水化物・タンパク質・脂質は同等ではなく、炭水化物は効率が悪い上に害があるので、優先的に使うのが合理的です。余ればそのままでは高血糖で害になるので、飢餓に備えて脂肪として蓄えるのです。
たんぱく質を取りすぎても、脂肪に変換して蓄えるのは効率が悪すぎるので簡単には太れません。すべての動物は食べ物を探すことに困っていたので、効率の悪いエネルギーの保存方法だと淘汰され子孫が残せません。
現時点で種として存続できるのは効率を最善にしたからこそ生き残れたと思います。
調べたわけではありませんが、進化の歴史を考えれば、たんぱく質を食べて脂肪として蓄えることはしないと思います。

糖質依存の考え方。

もう一つの問題は糖質依存の考え方です。
詳しくは糖質依存という新しい概念をご覧ください。

糖質に騙されてしまって食べ過ぎてしまうことで、太ってしまうということです。
食べ物全体を多く食べてしまった結果が肥満だと考えがちですが、糖質を食べ過ぎてしまった結果が肥満です。
糖質がどのように人を騙すかは自分が自分を騙す、依存のメカニズムをご覧ください。

糖質に騙されている証拠は禁断症状があることです。
禁断症状とは強い空腹感です。強い空腹感を我慢しているとピークを越えた状態になることを経験されたことがあると思いますが、ピークを越えたのが禁断症状を脱出した状態です。

少し食べると余計食べたくなるのも依存の証拠です。
依存でなければ、少し食べれば少し満腹感が得られるはずです。
現実には少し食べれば余計おなかがすきます。

糖質依存の影響で本来は10で満腹になるはずが、12・13と余分に食べることができるのです。2・3割分脳が騙されるのです。
糖質をやめて食べる量が減ることが多いのですが、胃が小さくなったと表現されます。
糖質の騙しがなくなって本来の大きさに戻っただけのことです。

優先的に糖質が使われ余ると脂肪になる。
糖質依存で糖質を食べ過ぎてしまう
この2点が糖質が太る原因です。

カロリー制限説

カロリー制限とは摂取カロリーを計算し、食べる総量を抑えることで痩せようというものです。
身体に入ってくるエネルギーと出ていくエネルギーで、出ていく方が多ければ痩せる。入ってくる方が多ければ太るという考え方です。
一見理屈は間違っていないように思います。
食べる量が多ければ太るし食べる量が少なければ痩せる。
当たり前といえば当たり前の理屈です。

しかし問題点があります。
本当にタンパク質・脂質・炭水化物がいわれている通りのカロリーとして体内で使われているかどうかです。
どうも怪しそうです。(参考文献:夏井睦氏炭水化物が人類を滅ぼす
カロリー説では炭水化物もタンパク質も脂質も同等に扱われ、特に脂質はカロリーが高いので避けるように推奨されています。

実はカロリー計算が正しいかどうかわからない

実はカロリー計算通りに食べ物が体の中でエネルギーとして使われているかどうかわかりません。本当に燃やした時に出るエネルギーから想像しているだけだそうです。(参考文献:夏井睦氏炭水化物が人類を滅ぼす

元々理屈が正しいかどうかはわからないのです。食べる総量が多ければ太る、少なければ痩せるのは間違いありませんが、脂肪が太りやすく炭水化物とタンパク質が同等というのはわからないのです。

間違っているかどうかもわかりませんが、私は脂肪分を好んで食べていますが痩せていきます。それが答えではないかと思います。

人間が糖質依存を起こさず、機械のように決めたことをきちんと守ることができればカロリー制限説でも痩せることができるのかもしれません。
しかし人間が自分で考えて、自分の好みで食べるものを選ぶことができる現状では糖質回避でのダイエットが合理的だと思います。

糖質回避教のすすめ 論理的宗教

糖質に関して議論するより宗教の一種である論理的宗教・糖質回避教という考え方がわかりやすいと思います。信じるか信じないかです。
正しいかどうかが議論されていますが、これまでの糖質に対する認識が間違っていたのは明らかです。
明らかなことを議論することは無意味です。糖質に関する正しい認識ができない方は、正しい情報が不足しているのか、物事を論理的に考えることができないかのいずれかだと思います。それでも反対される人はいわば異教徒です。最初から受け入れるという概念はないため、反対・否定できそうな理屈を探すことしか考えていないので、その点でも議論は無意味です。
反対する人も、いつ糖質の本当の姿に気付くかあるいは糖質の本当の姿を認めるかだと私は思います。広く受け入れられるまでの地動説と同じです。
そこで議論しないために、人それぞれが信じるか信じないかの問題にしてしまいます。
いきついた結果が、糖質回避教です。

糖質制限とか糖質制限ダイエットという言葉がはやっていますので、そのままいけば糖質制限教です。ただ私個人の印象では制限という言葉は制限速度で使われるように人に決められたことに従う印象があります。糖質を制限するすることにあまりこだわらず、自分の意思で避けるという回避という心づもりの方が適切だと思います。糖質回避・糖質回避教という考え方です。

そして糖質回避教というのは、糖質回避をするかしないかを信じるかどうかで宗教のようにとらえてはどうかと考えました。もともと宗教というのは、明らかな裏づけなく信じる信用から信仰に至っています。ただ信じるかどうかが宗教では問題です。たまに証拠を求められて奇跡が起こったと伝わっていますが、そのこと自体も本当だと信じるしかないのです。通常の宗教は死んだあとにしか真偽がわかりませんが、この糖質回避教は試してみることで真偽がわかります。宗教といってもこれまでの何となく感情的に信じるものと違うので、理屈にかなっているから信じるという論理的宗教という概念でとらえていただければと思います。この分類でいくと科学も論理的宗教といえるのかもしれません。

いったん糖質回避教を信じてみても、間違っている・自分には合わないと思われたらやめられたらよいと思います。
論理的宗教も感情的宗教も人に考えを強要しなければ争いにはなりません。
宗教戦争は信じる気がない人に自分の宗教を強要しようとして起こったのです。
本来宗教は信じた人が仲良く心豊かに生きるために生まれたもののはずです。
論理的宗教もそうです。信じる人だけが救われればよいのですから。

炭水化物を避け、タンパク質を中心に脂肪分も制限することなく好きなだけ食べていただければよいのです(ただし長期的には動物性タンパク質による病気、高脂肪食による病気の発生が懸念されます)。ダイエットと考えても空腹感を我慢する必要がないので簡単だと思います。ダイエットのあとのつきもののリバウンドもあり得ません。何故なら糖質回避教はおなか一杯食べながらダイエットができるので、リバウンドのようにダイエット後にかえって食事量が増えることがないのです。
糖質回避教 ~炭水化物を避ける知恵~のおすすめです。

炭水化物・糖質を避ける(回避する)だけでよいので簡単です。
具体的には主食であるご飯、パン、麺類を避け、おかずだけにすることです。おかずでもジャガイモやサツマイモなどのいも類と人参などは比較的多く炭水化物が含まれているため、避けるほうがよいと思います。
肉や魚、野菜を中心に食生活を楽しんでみてください。
糖質を避けるなんて無理と思われた方は無意識のうちに糖質依存に陥っている可能性が考えられます。一度その概念を確認してみてください。もし当てはまれば、自分自身の脳あるいは糖質に騙されているのです。

炭水化物(糖質)制限をされている方の中には、炭水化物を避けるように天ぷらの衣をはがして食べるほど徹底的に忌み嫌う方もおられますが、避けることができれば避けるという気楽な気持ちが長続きするコツだと思います。炭水化物・糖質を避けることすら楽しむくらいの気楽な糖質回避教がおすすめです。

糖質回避教にはお布施もありませんし、グッズ販売もありません。
論理的宗教も人に考えを押し付けるものでもありません。信じるものだけが救われるのです。
もしうまくいったら貴方も風の一部になって、他の人にも『呉からの風』を伝えてあげてみてください。

これまでの一般的な宗教(仏教やキリスト教など)との混在は全く問題ありません。
糖質回避教と大げさに言っても、いわば食べ物に対して自分で決まりを作るだけのことです。
誰に責められることもありません。

ダイエットしながら糖質を食べる意味

体重を減らす目的で行うダイエットですが、様々な方法が提案され実践されています。

そもそも人間が太る原因が糖質に騙されて糖質を食べ過ぎることなので、体重を減らしたいのであれば糖質を控えるだけで十分です。

逆に言えば糖質を食べながらダイエットをするのは、例えるならアクセル(糖質を食べること)を踏みながらブレーキ(ダイエットに励むこと)を踏んで、止まらないと言っているようなものです。ブレーキの工夫をするよりはまずはアクセルをはなしてみることだと思います。少なくともアクセル(糖質を食べること)は緩めてみると良いかもしれませんね。

これからはダイエットの概念そのものが変わると思います。一種の宗教のようなもので信じた人だけが得をすると思います。良かったら糖質回避教のすすめをご覧ください。

糖質の血中濃度という新しい概念

糖質の血中濃度という新しい概念をグラフで表してみました。
血液中のブドウ糖濃度は一般的には血糖値と言われています。
その血糖値を上昇させる食べ物が唯一炭水化物・糖質です。元々の血糖値を0と考え、糖質によって上昇した分を糖質の血中濃度と考えました。

糖質血中濃度=血糖値-基本血糖値

すると基本血糖値よりも血糖値が下がることがわかります。その下がった分が糖質に対する欠乏感を引き起こしているのではないかと考えます。
糖質依存という新しい概念を考えましたが、その概念を理解してもらうために糖質の血中濃度という概念を考え付きました。

糖質が食べたいという強い欲求(強い空腹感のことです)が糖質に対する禁断症状だと考えたのです。
言い換えると糖質に対する欠乏感が、強い欲求を引き起こします。
その元は糖質を食べたことで糖質濃度(血糖値-ベース血中濃度)が一時的に上昇し、膵臓からインスリンを分泌することで糖質濃度を下げようとします。インスリンが効きすぎることで、糖質濃度0を下回ってしまいます。糖質の血中濃度が枯渇した時点で、糖質に対する強い欲求が生まれます。糖質濃度は見た目の上ではマイナスになってしまっています。
そのまま我慢していると血糖値が下がりすぎて危険なため、やむを得ず血糖値上昇ホルモンを分泌することにより血糖値を上昇させます。この時点で見た目上糖質濃度は0になるため、糖質に対する強い欲求は減退します。俗に空腹感のピークをこえたと感じる状態です。

糖質の血中濃度=血糖値ーベースの血糖値
糖質の血中濃度=血糖値ーベースの血糖値

糖質を食べないこと(糖質回避教のすすめ)でこの禁断症状はなくなります。
良かったらお試しください。

ご興味がありましたら、様々な病気の元かもしれない糖化産物の仮説をご覧下さい

 

慢性湿疹が糖質制限(糖質回避)で改善

慢性湿疹でお越しになった患者さんに糖質回避のお話をしました。

すると既に糖質制限(私は糖質回避としています)として糖質を食べない生活をされたことがあったそうです。食べない生活をされた時には確かに慢性湿疹も落ち着いていたそうです。

糖質制限すると便秘が激しくて再び糖質を食べ始められたそうです。すると湿疹が出始めたそうです。これで糖質回避で慢性湿疹が治る証明ができるわけではありませんが、私の理屈を補強する情報だと思います。

今回は偶然ご自身で糖質制限された方からの情報でしたが、糖質回避の御利益を示唆する話でしたのでご紹介いたしました。

まだわかりませんが、アレルギーや高血圧にも効果が期待できるので、面白いと思って頂ければ糖質回避教のすすめをご覧ください。

 

恒常性の話 バランスを崩す理由

本来は身体に恒常性を保つ仕組みが備わっているはずである。

身体の水分量が少なくなれば、喉が渇くことで身体が水分摂取を促します。体温が上昇し始めれば、暑いと感じ汗をかきます。

体重と塩分量も恒常性が保たれるはずである。体重が増えれば減らす方向つまり空腹感を余り感じさせないように、体重が減れば増やす方向つまり空腹感を強めることで体重の恒常性が保たれるはずです。塩分量が増えれば減らす方向つまり塩辛いものを避けて薄味を好むようになり、塩分量が減れば増やす方向つまり塩辛いものを好むように恒常性が働くはずです。

自然界で動くのに苦労する程太った動物というのは見たことがありません。何故なら太り過ぎると動きが悪くなることで、他の動物に食べられてしまうため子孫を残すことが出来ないからです。遺跡で発掘された調査によると、人間も太古の昔に木の上で暮らしていた頃には肉食動物の獲物でした。太り過ぎると死を意味していたはずです。太り過ぎるた人間は肉食動物に食べられてしまうため、子孫を残すことが出来ず太り過ぎない遺伝子を持ったものだけが子孫を残すことができたことが考えられます。
そう考えると理論上は肥満で困ることはあり得ないはずです。

猪は秋にドングリなどを大量に食べることで冬を乗り切るための脂肪をつけますが、動きが悪くなる程食べることは考えられません。太ったとしても食料の少ない冬を乗り切るためという合理的な目的がありますし、動きが悪くなることを避けるため無制限に食べるわけではありません。

水族館でサメと餌とな魚が同じ水槽にいてもサメが満腹なら次々目の前の魚を襲ったりはしない。サメにエサを十分に与えることでサメに食べられることなく、同じ水槽で展示できるのです。

では人間やペット化された動物が肥満で悩まされるのは何故でしょうか?

これまでは自制心の問題で食べ過ぎることが原因と考えられてきました。肥満で悩む人と悩まない人との違いは自制心の違いとされてきたのです。

糖質と塩分には食べた際に快楽が与えられる。スイカに塩やパンにバターが美味しく感じるように、糖質と塩の組み合わせをこの上ない美味と感じるように進化しているようです。その美味という快楽に知らず知ららずのうちにのめり込んで依存状態に陥ってしまっているのです。

スナック菓子のやめられない止まらないは糖質というよりむしろ塩気に対する依存ともいえる執着の結果を表していると思います。

自制心の問題ではなく、食べるものの選択の問題だったのです。
バランスをとる恒常性を崩してしまうのが、依存という状態でのめり込む方にバランスを崩してしまうのです。脳が自分自身を騙しているような状態です。メカニズムを理解することで騙されない方法を探すことができます。
知恵をつけて恒常性を取り戻しましょう。
恒常性を取り戻す糖質回避教のすすめはこちらです。
お布施や怪しいグッズ販売はありません。