ランチパック2個の食後血糖値

血糖値持続測定器フリースタイルリブレを使って実験してみたので改めて掲載してみたいと思います。今回実験してみたのはランチパックです。ランチパックは常温保存出来るため血糖値が上がりにくければサンドイッチよりもお弁当代わりにしやすいと考えて実験してみることにしました。

食べたもの

1個当たりの炭水化物は14.7gです。
タンパク質・脂質が比較的少ないので少し上がりそうではあります。
もしかしたらほとんど上がらないとわかりにくいかと考えて、違いがわかりやすいように2個食べてみることにしました。

水分摂取が血糖値に影響を与えることがわかっていますので、いつものことながら少なくとも2時間は水分を摂らずに実験をしています。

結果

残念ながら上がってしまいました。
しかも結構な上がり具合です。

171mg/dlまで上昇してしまいました。

血糖値が比較的上がってしまったため、食パンだけ食べた食べた血糖値のグラフに近いのではないかと思い、食パンだけと比較してみることにしました。

食パンだけのピークほどは上がっていないことがわかります。ただし炭水化物の量を同じにしてはいないので参考記録だと思って下さい。

ふとこだわりたまごのサンドと比較してみようと思い立ちました。
何故なら炭水化物量がほとんど変わらない、むしろ少ないからです。

こだわりたまごのサンド1個の成分量
タンパク質量10.3g
脂質22.5g
炭水化物18.3g

ランチパック1個の成分量が
タンパク質量4.3g
脂質7.8g
炭水化物14.7g

グラフにしてみると一目瞭然ですが、ランチパックは上昇し、こだわりたまごのサンドは上昇していませんでした。

考察

残念ながら私の場合ランチパックは血糖値が上昇してしまうことがわかりました。
私の場合は炭水化物量がむしろ多い(1個当たり3.6g、2個で7.2g程多い)こだわりたまごのサンド2個の方が、ランチパック2個よりも血糖値が明らかに低い傾向をしめしました。
このことは私の考えている仮説、炭水化物以外のタンパク質や脂質が多ければ血糖値の吸収を邪魔してくれるという理屈が正しいことを示唆する結果ではありました。
ランチパックはパンの端っこをつぶして中身が出ないように工夫されていますが、パンの端っこ部分に具材が入れられないためどうしても具材が少なくなってしまうようです。

残念ながらランチパックは血糖値の上がりにくい食べ方2018年版には推奨できないようです。

糖質回避教を推奨している私としてはそもそもパンを食べないことを理想としていますが、パンを食べるのであれば出来る限り具材の多いサンドイッチにされることをお勧めします。
ただし全員の方がこだわりたまごのサンドを食べても血糖値が上がらないといえる訳ではありませんので糖尿病の方はご注意ください。

食後血糖値に興味が有る方は、今ではアマゾンでフリースタイルリブレを購入することが出来ますのでご自分で買って試してみてください。意外にも血糖値が上がることが分かったり、意外にも血糖値がそれほど上がらないことがわかったりします(購入はこちら)。

参考までに驚いた血糖値の急上昇はおにぎりと水やお茶の組み合わせです(参考:おにぎり2個とお茶の血糖値)。実験はやってみないとわかりません。
意外にも上がらなくて驚いたのはこだわりたまごのサンドを3個食べた血糖値です(参考:こだわりたまご3個の食後血糖値