以前は血糖値の上がりにくい食べ方2017年版として糖質だけ食べるのは勿体ないことをお伝えしました。糖質だけ食べると血糖値が急上昇するため、糖質と糖質以外の食材を同時に食べることで血糖値の急上昇を抑える食べ方を提案しました。おにぎりだけ、パンだけ、麺類だけという食べ方が血糖値を押し上げてしまいます。おにぎりに唐揚げを一緒に食べると血糖値は上がりにくくなります(参考:おにぎりと唐揚げの食べ方による血糖値の違い)し、食パンだけ食べると血糖値が上がってもサンドイッチだと血糖値が上がりにくくなります(参考:食パンとたまごサンドイッチの食後血糖値の違い)。
デザートの食べ方
今回2018年版には食後のデザートの食べ方の提案です。
少なくとも食事の前後60分以上時間をあけてからデザートを食べることを提案します。
デザートを食べられる方の多くは食事の後すぐにデザートとしてケーキや果物を食べておられると思います。それは血糖値の上がる食べ方だと思います。根拠はこのグラフです。
おにぎり1個の食後血糖値 食べ方での違いに書きましたがおにぎりを半分にわけて同時に食べる(つまり1個そのまま食べる)、30分後に食べる、60分後に食べることを実験してみました。
結論は同時と30分後は血糖値が同じように上がりましたが、60分後に食べた場合には血糖値がそれほど上がりませんでした。
最初に食べたおにぎり半個が食事、後で食べたおにぎり半個がデザートと考えれば食後30分以内だと足し算になってしまいますが、60分以上間をあけると足し算にはならないことが推測できます。
恐らく最初に食べたおにぎり半個が消化吸収され血糖値が上がりはじめますが、インスリンが分泌されることで下がりはじめます。30分だとインスリンで抑えきれないのだと思いますが、60分間があいていると血糖値が下がりはじめるところに重なるため単純な足し算にはならないようです。
実際には果物など果汁成分などは速やかに血糖値を押し上げる可能性も考えられるため、もっと時間をあける方が良いのかもしれません。
まだ実験が出来ていないためどれくらいの時間をあけるとよいのか確かなことはいえませんが、食直後に食べることは避ける方が良いと思いますし、食べる量にもよりますが少なくとも1時間以上時間をあける方がよいと思います。
デザートの概念が出来た経緯
日本でも普通にデザートとしてお菓子や果物を食べることがあると思いますが、デザートという概念はそもそもヨーロッパで時間をかけて食事をする人達が生み出した文化だと思います。1時間とか2時間の時間をかけて食事をした後で最後にお菓子や果物を食べるという食べ方です。時間をかけて食べているのですから血糖値の急上昇をすることなく経過し、最後にお菓子や果物を食べても最初の食事は消化され血糖値が下がり始めているところで食べるため血糖値が急上昇しないようです。
血糖値を測ることはできなかったはずですが、経験上最後にお菓子や果物を食べると食べやすかったことを経験的に知っていたのではないでしょうか?
デザートを食べるなら食後1時間以上経ってから
今の忙しい人達の多い日本では日常の食事に時間をかけている人は少ないと思います。食事で主食・糖質を食べなければ血糖値は上がりませんが、多くの方は主食である糖質を食べていると思います。糖質だけが血糖値を押し上げますが、1回の食事の糖質が多いと血糖値が急上昇してしまいます。時間をあけて食べるとインスリンの働きで血糖値の上昇がおさえられます。
1時間以上時間をかけて食事を食べるか、食後1時間以上経過してからお菓子と果物を食べるようにする方がお得です。何故なら糖質が足し算にならないからです。1時間経過していると先に食べた糖質が消化吸収され、インスリンが働くことで血糖値が下がりはじめるためです。
食前にお菓子や果物を食べる場合には、お菓子・果物を食べた後で1時間待ってから食事を始めることをお勧めいたします。
今回の食べ方(デザートは食後1時間以上経ってから)と血糖値の上がりにくい食べ方2017年版の食べ方(糖質だけ食べず、糖質と糖質以外の食べ物を同時に食べる)を組み合わせることで血糖値が上がりにくくなります。糖質一度に食べ過ぎ症候群(一時的高血糖症候群と称したときもありますが、必ずしも血糖値が上がるとは限らないようです)や糖尿病の数値(HbA1c等)が改善します。
もしよかったらお試しください。
