炭水化物を食べないと低血糖が心配?

呉からの風では様々な理由から糖質を避ける糖質回避教をおすすめしています。

炭水化物(糖質)を食べないと低血糖がことを心配される方もおられます。脳の神経細胞は栄養分としてブドウ糖だけを使うことができ、脳細胞に必要な糖分を炭水化物から補給しているといわれているので不安に感じられるのだと思います。糖が使われて血糖値が下がれば血糖値を元に戻すために、タンパク質からブドウ糖を作り出す仕組みが体には備わっています。血糖値を保つことは大切なため、ブドウ糖をタンパク質から作り出す方法は何通りも準備されています。その証拠に糖質を食べない肉食動物でも血糖値は維持されています。更にケトン体をいう物質も栄養として使うことができることがわかっています。
(参考文献:炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学 (光文社新書)
おなかがすいてくると血糖値が下がって手がしびれるという方もおられました。意外に思われるかもしれませんが、実はおなかがすいたときに血糖値が下がるのも炭水化物を食べる影響です。糖質を食べることで急激に血糖値が上がり、上がりすぎた血糖値を下げるために膵臓から分泌されたインスリンによって血糖値が下がりすぎてしまうことで低血糖を引き起こしているのです。急激に血糖値が上がりすぎることと、更に上がることを体が予測し大量にインスリンが分泌され、効きすぎることが原因です。
糖質を食べることにより引き起こされていますので、

タンパク質中心の食生活になれば血糖値がほとんど変動しなくなりますから、インスリンの出番がないため血糖値が下がりすぎることは通常ありません。
意外かもしれませんが、上記の理由で糖質を食べなくなれば低血糖になることがなくなるのです。

糖質を避けることに興味がありましたら、糖質回避教のすすめをご覧ください。