アナログ思考とデジタル思考

アナログ思考とデジタル思考という分類を考えました。
何もアナログが古くてデジタルが新しいとか、アナログが遅くてデジタルが進んでいると表現したわけではありません。
思考方法の明らかな違いを表している言葉ではないかと思います。
というのがアナログとデジタルというのは明確な違いがあります。
アナログは境界が明確ではなく全てが連続していることを意味し、デジタルは境界が明瞭で一つ一つが非連続です。

どうやら人によりアナログ思考とデジタル思考の2種類の思考方法があるようです。
以前はアナログ思考が文系、デジタル思考が理系と考えていましたが、必ずしもそうとは限らないようです。

アナログ思考とデジタル思考でどちらが優れているとは一概にはいえません。
芸術などの感性ではアナログ思考の方が有利かもしれません。
芸術家の頭の中をのぞいたことがありませんので、明確にはわかりませんが様々なことの境界が不明瞭で連続的な考え方をしているのではないかと思います。
アナログ思考の方は明確な境界が自分でもわからないので、物事を言葉で人に伝えることが苦手な傾向があります。
物事の境界を自分でも明確にはわからないため、人にうまく伝えられないからです。
人には伝えられないけれども自分にはわかるというのがアナログ思考の人の特徴かもしれません。
明確に言葉に変換するのは苦手でも、絵や音楽など連続した表現が得意です。

アナログ思考では思考が連続なため、変化がどこで区切るかわかりにくく、物事を変化させるきっかけを捉えにくい傾向があります。
そのため物事を論理的に考えることが苦手な傾向があります。全く別の物事の関係も連続的に捉えようとする傾向があり、理解するのに時間を要する傾向にあります。論理も連続的に考える傾向があるため、非連続の論理展開は苦手な傾向があります。
自分がアナログ思考型だと思われた場合、人への説明される場合は物事の境界を意識するようにされると説明がわかりやすくなると思います。

人に説明するのは圧倒的にデジタル思考をする人が有利です。
何故ならデジタル思考の場合境界が明瞭なため、2つの物事をはっきりと区別して理解しているからです。
境界からこちらはAであちらはBという具合に説明するため、聞いている人が理解しやすい傾向があります。
そしてデジタル思考の場合、AがBに変わるきっかけも理解しているため、どうすればBになるのかも人に容易に説明できます。
その理屈を組み合わせることで、物事を論理的に理解することができます。
論理は言葉で伝えることができるので、人に考えていることを説明できます。

私自身の脳は完全デジタル思考なのでアナログ思考に関しては、恐らくアナログ思考だろうと思う方のことから想像して書いています。間違いがあるかもしれませんがご了承ください。

話が噛み合わない場合、デジタル思考の人とアナログ思考の人がお互いが同じ思考だと思い込んでいて、やり取りが噛み合わないのかもしれません。

アナログ思考とデジタル思考の話は今後掘り下げていきたいと思います。

直感的・感情的思考と論理的思考もご覧ください。