私の不眠の原因は低血糖! ~血糖値持続測定~

私は糖質を食べると睡眠の質が悪くなるため日頃糖質を食べないようにしています。比較的早いタイミング(18時~19時)で糖質を食べると寝付けなくなりますし、寝る直前に食べると夜中に目覚めることが多いため、食べないようにしています。
昼間の糖質は睡眠の質には余り関係ないと考えておりましたのが、夜眠れない原因になりえることがわかりました。
私は糖質を食べると糖と脳細胞のタンパク質との間で糖化産物を生じ、脳細胞の活動の邪魔をするノイズのようになるため睡眠の質が悪化すると考えていました。完全に間違っていました。
血糖値の持続測定をすることで判明しました。

単純に低血糖を引き起こしていただけでした。

睡眠時低血糖

昼間に焼肉弁当を半分食べたところ、血糖値が231mg/dlまで急上昇しました。特に自覚症状はありませんでしたが、半分しかお弁当のご飯を食べていないのにこれだけ上昇したことに驚きました。
夜ご飯には主食は食べずオカズのみ食べたので血糖値はほとんど変動はありませんでした。

夜中に大量の発汗のためか汗だくな状態で喉が渇いたため目覚めました。血糖値を測ったところ72mg/dlでした。朝方にも目覚めました。夜中汗だくで目覚め喉が渇くことはよくあるので暑かったのだと考えていました。ただ気温はそれほど高くはない印象でした。

起きだしてからグラフを見て驚きました。70mg/dl以下の低血糖を占めるグラフの赤い部分がありました。グラフの赤丸の部分です。
発汗は低血糖による発汗で、発汗が激しいため脱水に陥り目覚めたようです。
これまで喉が渇いて起きだしていたのは、低血糖を来たし大量の発汗のため脱水になり喉が渇いて目覚めていた可能性が十分あり得るのです。
糖質を食べると睡眠の質が悪くなるのは思い違いではありませんでした。ただし不眠の原因は糖化産物などではなく、低血糖でした。
少なくとも私の場合糖質を食べると睡眠の質が悪くなるのではなく、糖質を中途半端に食べると低血糖を起こすようです。

血糖値持続測定器 リブレがなければ糖質を食べると睡眠の質が悪くなる理由は絶対にわからなかったと思います。これだけでも血糖値持続測定をしてみる意味があったと私は思います。

夜中大量の発汗で目覚める方は血糖値持続測定をしてみる価値はあるかもしれません。今のところ糖尿病の診断のついた方にしか血糖値持続測定は健康保険で認められていませんが、もしかしたら不眠の鑑別診断の一つとして認められる時代がくるかもしれませんね。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。