怒らない子育てではなく、怒る必要がない子育てを提案しています。
タイトルの子供は怒られても意味がわからない?とはどういう意味でしょうか?
それは怒っても子供には、何に対して何故怒っているのか伝わらないということです。
怒る場合の多くは、相手と自分の何らかの齟齬(勘違い)が原因です。片や常識で片や全く知らないことからはじまります。
親にとって常識だから子供も知っていて当たり前として怒るのですが、子供は親にとって常識だと知らないので、怒られる意味がわからず戸惑います。親は言わなくてもわかるだろう!と怒ることもありますが、残念ながら言わないとわかりません。親の考えていることがわかるのは親だけなのです。人によっては自分の考えていることは全て当たり前だから、みんなが同じ考えを持っていて当然だと思い込んでいます。その当然のことを知らなかったり、当然のことをしなかったりするので怒る人もいるのです。自分だけの思い込みとも知らず。
怒られても意味がわからないのは、怒っている側の一方的な思い込みだから怒られている側には理解出来ないのです。
怒ることで伝わるのは、怒っている・不快な思いをしているという事実のみです。
怒る必要はないとは思いますが、もし怒るとしても何に対して何故怒っているのかを伝えなければ相手にとっては犬に吠えられているのと同じです。怒っている意味がわからないのですから、子供にとって犬に吠えらるのと変わりません。
怒るより叱るより諭すのが一番です。
少なくとも感情を全面に出さず、何が問題かを客観的に伝えてあげるようにしてみましょう。親からみた主観的なことを言われても子供には理解出来ません。客観的もしくは子供の立場に立って理解出来るように説明してあげましょう。