安いから買うという勘違い

安いから買う人がいます。偉そうに書いていますが、私もその一人でした。何故そのように考えてしまったか今ならわかるので書いてみます。理屈は衝動買いの心理と同じです。

本来買い物は必要だから相応なお金を払って買うものです。

買い物の判断は必要か必要ではないかが基準のはずですが、バーゲンで安くなるとある錯覚が起こります。

ある錯覚とは安いか安くないか。損か得かが判断基準になってしまいます。必要なものが安くなっているならお得ですが、必要かどうかはあまり問題とせず安いから買わないと損をしてしまうという錯覚が起きています。本来必要ないものが安くなっても得もしませんし、ましてや買わないからといって損もしません。しかし元の値段が基準になってしまい、安く買わないと損だという錯覚に陥るのです。

バーゲンはその錯覚を利用した販売方法です。

何も違法なことをしている訳ではありませんが、別の角度から考えてみます。バーゲン価格が本来の値段で正規価格として高い値段での販売は利益を上乗せしていただけのことです。バーゲンがお得なのではなく、正規が損なのかもしれません。

つい陥ってしまう安いから買う。これは理性と衝動のせめぎ合いの良い例だと思います。安いから欲しいという衝動と必要なものかどうかを見極める理性とのせめぎ合いです。

実際には正規価格と安くなった価格でお得、今買わないとなくなるという焦りが判断を狂わせます。

10分間待って、本当に必要かどうかを考えてみましょう。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。