怒らない子育てと怒る必要のない子育て

怒らない子育てと怒る必要のない子育ての違い
言葉も似ていますし、怒らないことでは変わりありませんが、方針は180度違います。

子供に任せて怒らないというのが怒らない子育て、子供を怒らなくて良いように誘導するのが怒る必要のない子育てです。
怒らない子育ては子供が完璧な人格を自ら身につけることができると信じているのか、子供と関わるのが面倒くさいのいずれかです。
もしくは親が周りの人のおかげで身につけた常識も、自分で身につけたと勘違いしているのかもしれません。自然に子供も身につくと考えているのかもしれません。

怒る必要のない子育ては、子供が何を感じて何を考えているかを想像して対処しなければなりません。怒る何倍も愛情が必要です。

怒らないことは良いことですが、子供自身に判断を任せてしまうと子供はどのようにして常識をみにつけるのでしょうか?
子供自身がやって良いことと悪いことを自ら判断し、間違っても教えてもらえない(怒ってもらえない)とすればどのように育つのでしょうか?
少なくとも友達は離れていきます。何故ならその子供自身がルールで友達は従うものだと勘違いしてしまうからです。人に合わせるということを知らないまま成長することになります。友達が離れていっても自分では何故離れたか理解できません。

怒らない子育ては一種の育児放棄?

怒る必要がないように子供を導くのではなく、ただ怒らないだけというのは一種の育児放棄だと思います。
子供に任せるというそれらしい大義名分ですが、結局親が責任を放棄しているだけのことです。
常識を身につけさせてあげるべき親に、そもそもその常識がないのですから仕方がないと言ってしまえばそれまでです。ただ怒らない子育ては一種の育児放棄だと思います。

ただ怒らない一種の育児放棄ではなく、子供を怒らず誘導する怒る必要のない子育てが広まるといいですね。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。